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Phantom's 直言コラム
ジャーナリスト大野
外見も磨け!
モノにこだわれ!
第51回 Dec. 2003
人がいない

多くの人事担当者が頭を悩ませる問題。
「人がいない・・・」
しかしこの悩みは彼らの専売特許ではない。
街にも人がいないのだ。

平日の夜9時、赤坂を歩く。
やたらと閑散としている。
「むかしは人で溢れかえってたのに・・・」
そんなことをつぶやきながら中年サラリーマンが歩いている。

その理由を考えてみると、接待族が減っているし、不況だから財布の紐が堅くなっているとか色々あるが、大きな理由として集客地の分散化も挙げられる。とくに最近、六本木ヒルズとか汐留とか新しいスポットが人を集めている。昔と同じようにビジネスを続けていたのでは、人は来ない。

高い家賃を払って、赤坂に店を構えたら、昔はそれだけでお客が入ったかもしれない。でも今は違う。立地ではなく、店の名前で勝負しなければならない。「赤坂に行こう」ではなく「あの店に行こう」と思わせなければ生きていけない。

これは個人も同じ。
昔は有名な大企業に入れば安泰だったかもしれない。
でもこれからは個人の時代。「あの会社と付き合おう」ではなく「あいつと付き合おう」。

なのに、なぜか安泰志向が強い。
みんな大企業に入りたがり、実力主義より年功序列を求める・・・。

いま六本木ヒルズに店を構えたら客は入るかもしれない。
でも20年後はわからない。

一つのお店として、個人として、勝負をする。
そんな志を持つ人はどれほどいるのか?

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