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Phantom's 直言コラム
ジャーナリスト大野
外見も磨け!
モノにこだわれ!
第71回 June 2004
譲れない線

人間は弱い生き物。
自分の中に「ここからは譲れない」という線を引いておかないと
ずるずると自分の望まない方向に引き摺られていってしまう。

最近、人材紹介ビジネス上、非常に腹立たしいことがあった。
久々に「キレた」感じだったが、相手は何とも思っていない。
責任を感じるわけでもなく、「こんなこと普通のこと」と言わんばかりの対応・・・。

確かに業界においては「普通」のことなのかもしれない。
でも関係している人間の心を思えば、「普通」ではないことは明白。
なぜなら、自分が同じことをされたらいい気分がしないからだ。

人は仕事をしているとき、
同業者はどう考えているのか?とか
同業者はどう行動するのか?とか
そんなことに気をとられる。
でも、同業者の動向というのは実は基準にも何にもならない。
基準となるのは、自らがその仕事をやるに当たって、
いかなる「志」を持って取り組もうとしているかのみだ。

「同業者も妥協して同じことを受け入れてるんだから、いいか・・・」
なんて考えて仕事をしている奴なんて、先が見えている。

人材紹介会社は都内だけで数千社。
企業にとってみれば、どれもワン・オブ・ゼムなのかもしれない。
でも、だからといって、同業者が普通に受け入れていることを
私が受け入れるのが当然と思われるのは大きな間違い。

いくら有名企業といえども、付き合う筋合いはない。

企業の人事部も人材紹介会社も、やっているのは人間そのものを相手にする仕事。
人の心を理解しようともせず、平気で仕事に妥協する奴は関わらない方がいい。
譲れない線を持っていない奴は、何をやっても成功しないが、
いい加減な対応で人の人生に悪影響を与えるのは犯罪に等しい。
自戒の念も込めて、そう思う。

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