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Phantom's 直言コラム
ジャーナリスト大野
外見も磨け!
モノにこだわれ!
第73回 July 2004
人生で一番怖いこと

むかしシティー・スリッカーズという映画があった。
内容は3人の冴えないサラリーマンがカウボーイ・ツアーに出かけて
人生の意味を考えていくというものだったが、
記憶に鮮明に残っているのが、主人公が最後の場面で言ったセリフだ。

「人は何のために生きてるんだ?」と聞かれて
「(人差し指を突き出しながら)ただ一つのことのためだけに生きてるんだ。
それをまだ見つけていなかったら見つけるために生き、
見つけたらそのためにとことん生きるんだ」

まだアメリカに行く前の四畳半時代に観たけど、
「あー、なるほど」と妙に感心した記憶がある。

いま、人材紹介の現場で、色んな世代の人に
「将来的に何がやりたいんですか?」
と聞くことが多いけど、はっきりとした答えを持っている人はあまりいない。

転職を考えているのも
はっきりした目的があるというよりも
今の会社や仕事に漠然とした不満があるだけだったりする。

そして、転職先探しの基準になるのも
「これまでこんなキャリアを積んできたから、こういう方向で・・・」
と言うけど、それが本当に自分のやりたいことなのか
ということが実はわからない。

もちろん、採用する企業側の基準が
「こういう(専門的な)経験を最低何年以上」
とかだから、いくらやりたくても採用してもらうのは至難の業なのも事実。

だけど、本当にやりたいビジネス、本当にやりたいことがあれば、
過去を捨てて取組むべきだし、企業側もその「思い」を組むべきだと思う。
奇麗事なのかもしれないが、やはり本当にその仕事をやりたい人というのは
ものすごい力を発揮するはずだし、別に好きでもない仕事を惰性でしている人なんかに
負けるとも思えない。
お互いにWin-Winの関係になれるはず。

それにしても、あらためてつくづく思うのは、
人生で一番怖いのは
「やりたいことがわからない」ということだ。
なにしろ何のために生きているのか、わからないのと同じことなのだから・・・。

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