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第90回 Jan. 2004
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機転を身につけよう!
先日、週末にオフィスビルでの仕事があったので出掛けると正面玄関が閉まっていた。 どうしたものかと周囲をうろうろしていたら、ビル前の工事現場の警備員らしき人が 「あそこを通り抜けていけば入れるよ」 と教えてくれた。 週末なのにスーツにネクタイ、そしてアタッシュを手に持っていたから 特に怪しまれなかったのだろう。 でも目的のオフィスに着くとみんなビックリ。 「どうやって入ってきた?」 通常は裏口で名前を記入しないと入れないらしい・・・。
やっぱり見た目とか、格好というのは凄い威力を発揮する。 詐欺師が立派なスーツと靴、そして車はベンツ、 さらにミーティング場所が一流ホテルのロビーを使う理由もそこにある。
そういえばこの前、UCLAでマイケル・ムーアのスピーチを見学したときも チケットなんか持っていなかったのに見れた。 ウィンブルドンのようなテニスコートでやっていたので、たまたま見つけた 外の非常階段を上っていったら運よくムーアが見える場所だったのだった。 もちろん警備は厳しく、ブラックスーツの巨体の警備員がとんで来て 「ダメだ、ダメだ!」とか言い始めたが、貧乏なアジア人学生のフリをして そのままそこにいたら、しょうがないなという感じで 「オーケー、ユー・アー・ラッキー」 と言い残して去っていった。 私がゴルゴ13だったらどうするんだ?と思いながら、タダ見を堪能させてもらった。
ちなみに自慢じゃないけど、私はよく年齢・国籍不詳と言われる。 10年ぐらい前なんて、上野公園を野球キャップ&皮ジャン姿で歩いていたら イラン人から「よー、お前どこ行ってたんだよ」みたいな感じで ペルシャ語(たぶん)で話しかけられた・・・。 「なんだ?」と思っていたら「オー、ニホンジン?ソーリー」と言って去っていった。 最近はイスラエル人の女の子から「あなたはラオス人に似ている」と言われたこともある。 敢えて「ラオス人とタイ人の違いは?」とは突っ込まなかったが 要するにアジア一帯ならたぶんどこでも通用するということだ。
だから見た目だけはスパイ向きだと自負している。
でもこの特徴を使う機会はあまりない。 人材紹介ビジネスはある意味、情報収集が仕事だから使えないことはないが 捕まりたくないから使わないだけだが・・・。
前置きが長くなったが、ビジネスでは見た目も大事だが、やはり最も使えるのは「機転」である。 何か起こったときに、即座にどんな機転を利かせることが出来るか? これで勝負が決まることが多い。 そしてそれは常日頃から訓練しておかないと、とっさには出てこない。
たとえば街中を歩いていて、トイレが我慢できなくなったらどうするか? 近くにレストランがあっても普通はお客にしか使わせてくれない。 となるとお客のフリをするしかない。 「待ち合わせしてるんですけど、まだ来てないみたいですねー。しょうがないな。あっ、ちょっとトイレどこですか?」 近くにレストランが見当たらなかったらどうするか? とりあえずオフィスビルに入って、受付でこう言えばいい。 「0時にアポがあるんですけど早く来すぎてしまったみたいですね・・・。あっ、ちょっとトイレどこですか?」
ちなみに焦っていると怪しまれるので、あくまで堂々と振舞うことが大事。 ということは結局、見た目が大事ということか・・・。
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