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Phantom's 直言コラム
ジャーナリスト大野
外見も磨け!
モノにこだわれ!
第102回 June 2005
ゴールをイメージしないと失敗する

先日、バーベキューをするためにダッチオーブンを買いにいった。
ついでに東急ハンズをうろうろしていたら、ダンボール製の燻製メーカーを発見したので、衝動買い。

後日、奥多摩でバーベキューをしながら渓流釣りをして、大量のニジマスをゲットしたので、
早速帰ってから燻製作りにトライした。

・・・でも、途中で肝心なことに気づく。
「どうなったら完成なんだ?」

うまく煙も出ないし、まあ何とかなると適当にやっていたら
いつの間にか部屋中に妙な匂いが充満してしまった。
しかも出来上がった(?)ように見えなくもないニジマス燻製に、どうしても手が出ない。
おなかを壊す恐れを直感的に感じたからだ。

そもそも「どうなったら完成か?」を知らずして、うまく行くわけもない。
当たり前の話。
でもそんな話は世の中にごろごろしている。

人材紹介をやっていると、「今の会社に不満があるから」とか「英語をもっと使いたい」とかいう転職希望者が多いが、そんな理由で転職先を探したところで、うまくいく確率はものすごく低い。

英語を使いはするものの、ほとんどスキルアップにつながらない仕事をしている人はたくさんいる。
「英語が使えるからいいんです」
それならいいけど、10年後をイメージしておいたほうがいい。
スキルがなければ、専門性がなければ、先はない・・・。
僕の信条は「スキルよりもモチベーション」、つまり「スキルだけの人より、やる気のある人のほうが結果を出す」ではあるけれど、この場合はそれさえも通用しない。
英語だけを優先して、「自分のやりたいこと」を深く考えていないからだ。

スポーツ選手もよくイメージ・トレーニングをするという。
自分がトップでゴールインするまでをイメージしたり、相手を一本背負いする瞬間をイメージしたり・・・。

何をやるにしても、ゴールがイメージできていないと失敗する確率は高い。
もちろん、やりながらゴールを見つけていくこともる。実際にやってみないとわからないことが多いから。
でも「燻製作り」のように、調べれば明らかに「ゴール」がわかるものに関しては、事前に調べないとダメ。

10年後、自分がやりたい仕事をやっているためには、いま何をしておくべきなのか?
10年後も「英語を生かしたい」しか言えないとしたら悲惨だと思う。

でも、そんな人、多い・・・。


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