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2007年12月12日
第134回 筋を通すことの大切さ
最近、ロシアのプーチン大統領が後継者を指名した。
人気絶頂だから、これでほぼ100%決まりということらしいが、
そのプーチンがエリツイン元大統領から後継者に指名されたとき、
エリツインの支持率はたった2%だった・・・。
それでもちゃん引き継いで今の人気を得たのだから、プーチンは凄い。
でももっと凄い逸話がある。
なぜエリツインが無名だったプーチンを後継者に指名したのかについて、
最近売れっ子の元(?)外交官・佐藤優さんが著書「野蛮人のテーブルマナー」
のなかで書かれている話だ。
プーチンが情報機関長官だったとき、
エリツインが仲の悪かったある人物との縁を切れと命令した。
でもプーチンはかつてその人物にお世話になっていたから
「私は過去にお世話になった人を裏切るようなことは絶対に出来ません」
と答えたという。
エリツインは何度も同じ命令を出したが、プーチンは頑として譲らす、
かつての上司を裏切らない。
そこでエリツインはプーチンを後継者にすることを決めたのだという。
「こいつなら権力を譲っても寝首をかかれることはない」と。
普通なら、言うことを聞かない人間を後任になんてしないと思ってもおかしくはないが、
単なるイエスマンだったり、へつらう人間ほど信用できないものはない。
ひとたび権力を握ったら、ころっと態度を変えるリスクが高いからだ。
やはり筋を通すことの出来る人間は信用できる。
それは政治の世界でもビジネスの世界でも同じことだ。
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