2009年1月5日
第140回 ホンモノだけが生き残る!
昨年秋以降、転職市場は冷え切ってしまっている。 金融業界に特化していたエージェントは言うに及ばす、 一般のエージェントも、クライアントの採用凍結や様子見によって窮地に立たされている。
でもこれは人材業界だけの話ではなく、あらゆる業界でも同じこと。 だからこそいま言えるのは、中途半端な企業が淘汰されるということだ。 逆に言うと、ホンモノだけが生き残る時代になった。
ハッキリ言って、業績を景気のせいにしてたんじゃ、どうしようもない。 そんなこと言ったって、何の突破口も開けない。 数年前、ある一部上場企業の社長と会って話したときも、 同じようなことを言っていたのを思い出す。 「景気のせいにする奴なんて、経営者の資格はない。ただのアホだ」 その社長率いる会社は直近の業績を見てもアップしてるんだから、口だけではない。
とは言うものの、この不景気を正確に予測できていた人が一体どれだけいるのか? 最近の新聞に載っていた錚々たる金融企業のアナリストの2009年予想がそれを明確に物語る。 「2009年の株価予想は6000円〜16000円ですね」 アホか? そんな予想、猿でも出来るぜ。
こんな時代でも生き抜く奴は凄い。 ホンモノである。 例の引きこもりの有名トレーダーなんて、うちの近所の高層マンションに住んでるらしいけど、 この金融ショックの最中にも損失を出すどころか、儲けているらしい。 頭が下がると言うほかない。
そして、この不透明な先行きの中でも、採用を拡大する企業だってある。 ニュースでも取り上げられているが、普段は優秀な人材確保に頭を悩ませている業界だから、 その問題が解消できるのと同時に、 「社会貢献」という意味で脚光を浴びるわけだから、一石二鳥である。 中堅・中小企業は多少の無理をしてでも、いま優秀な人材の確保に乗り出すべきだ。
いま必要なのは、マスコミの悲観論に踊らされることなく、 元気のいい業界、元気のいい企業を見定めること。
そこには未来がある。
ピンチはチャンスと言うが、本当にそうだと思う。
このピンチをどう活かすか? 俺もホンモノになれるかどうか、試練の時だ。
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