ルービニ 私は10年にわたって金融危機を研究してきました。ホワイトハウスや財務省のアドバイザーとして、メキシコ、ロシア、ブラジル、アルゼンチン、エクアドル、ウクライナ、ドミニカ共和国など新興国の最悪の事態について調べて、それをまとめた『Bailouts or Bail-Ins(救
済かそれとも再編か)』という本を共著で上梓しました。
ルービニ 歴史、経験、そしてデータを使いましたが、メカニカルなアプローチではありません。こういう問題については全体的なアプローチが必要です。二つのアプローチでは予測できません。リスクを査定するためには、すべての要素をみなければなりません。その結果アメリカ
が、破滅の道を辿っていることは明らかでした。
I
−当時、楽観的な見通しを述べている専門家が多数いました。いまあなたは、彼らに対して「だから言ったじゃないか」と言いたい気持ちですか。