
ネオモバFXに興味を持っていて「ネオモバFXのメリットは?どんなデメリットがある?」「評判はどう?良い評判は多い?」など疑問を持っている方は多いようです。
ネオモバFXはTポイントで取引ができるFXサービスで、多くのFX初心者から注目を集めています。メリットやデメリット、評判を知ることで、ネオモバFXが自分に合ったサービスかどうか判断がしやすくなるでしょう。
ここでは、ネオモバFXの評判やメリット・デメリットについて解説します。
ネオモバFXとは
ネオモバFXとは、2020年4月よりSBIネオモバイル証券が提供を開始した、Tポイントを使ってFX取引ができるサービスのことです。普段貯めているTポイントを投資に回すことができ、1通貨からFX取引が可能でスプレッドが安いため、多くのFX初心者から注目を集めています。
ネオモバFXのメリット
ネオモバFXのメリットを知ることで、他のFXサービスと具体的に比較をしたり、自分に合うサービスかどうか判断がしやすくなります。
ここでは、ネオモバFXの以下6つのメリットについて見ていきましょう。
1.Tポイントを使用してFX取引ができる
2.最小取引単位が1通貨
3.米ドル/円のスプレッドが0円
4.主要通貨ペアが揃っている
5.2つのモードから選択できる
6.ひとかぶIPOに当選しやすくなる
それぞれの内容について、1つずつ解説します。
1.Tポイントを使用してFX取引ができる
ネオモバFXの最大のメリットともいえるのが、Tポイントを使ってFX取引ができることです。ネオモバFXでは保有するTポイントを1ポイントから利用できます。
普段Tポイントを貯めている方や使わずに余っている方は、Tポイントを使って投資を始めることができ、利益を狙うことが可能です。
なお、ネオモバFXより先に開始されたサービス「ネオモバ」では、Tポイントを使って株式投資ができます。
Tポイントを1ポイント=1円相当としてFXに使えるのは、ネオモバFXのメリットです。
※Tポイントを使えるのはネオモードのみです。
2.最小取引単位が1通貨
ネオモバFXは、最小取引単位が1通貨なのもメリットです。ほとんどの国内FX業者の最小取引単位は1,000通貨または1万通貨になります。米ドル/円で取引をする場合、最小取引単位が1,000通貨または1万通貨だと、
・最小取引単位1,000通貨:4,000円〜5,000円以上の資金が必要
・最小取引単位1万通貨:4万円〜5万円以上の資金が必要
このように、ある程度まとまったお金が必要です。
しかし、1通貨から取引できるネオモバFXであれば、わずか5円(1ドル=110円の場合)のお金があれば取引を始められます。少額資金でFXができるため「できれば少ないお金で始めたい」という方も安心です。
3.米ドル/円のスプレッドが0円
人気の米ドル/円をスプレッド0円で取引可能なのも、ネオモバFXのメリットです。スプレッドは買値と売値の差で、取引の度にかかるコストです。
多くの国内FX業者の米ドル/円スプレッドは0.2〜0.3銭ですが、ネオモバFXは取引通貨数が1,000通貨以下であればスプレッド0円で取引ができます。
ネオモバFXの米ドル/円の取引通貨数に応じたスプレッドは、次の通りです。
・取引通貨数1〜500:スプレッド0.0銭
・取引通貨数501〜1,000:スプレッド0.0銭
・取引通貨数1,001〜10,000:スプレッド0.2銭
・取引通貨数10,001〜3,000,000:スプレッド0.3銭
米ドル/円で1,000通貨以下の取引であれば、スプレッドのコストをかけずに利益を狙えます。
4.主要通貨ペアが揃っている
ネオモバFXのメリットの1つが、主要通貨ペアが揃っていることです。そのため、Tポイントを使って米ドル/円やユーロ/円、ポンド/円などの通貨ペアで取引ができます。
ネオモバFXは26種類の通貨ペアで取引ができ、主な取扱通貨ペアは次の通りです。
・米ドル/円
・ユーロ/円
・ポンド/円
・豪ドル/円
・人民元/円
・スイスフラン/円
・ユーロ/米ドル
・ポンド/米ドル
・NZドル/米ドル
・米ドル/カナダドル
・ポンド/スイスフラン
・豪ドル/NZドル など
人気の通貨ペアで取引できるため、FX初心者の方でも安心です。
5.2つのモードから選択できる
ネオモバFXは、初心者向けのネオモードと経験者向けのプロモードから自分に合ったモードを選択できます。
ネオモードはFX初心者がわかりやすく使いやすい画面設計になっており、取引にTポイントが利用可能です。ただし、注文方法は2WAY注文、成行注文、逆指値注文の3つのみです。プロモードはFX経験者向けで、注文種類などの取引機能がネオモードよりも充実していますが、Tポイントを使った取引はできません。
ネオモードとプロモードはいつでも切り替えができます。
6.ひとかぶIPOに当選しやすくなる
ネオモバFXの口座を保有している方は、ひとかぶIPO(新規公開株)に当選しやすくなります。ひとかぶIPOとは、1株単位でIPOの申し込みができるネオモバのサービスです。抽選方式になりますが、ネオモバFXの口座を持っていれば、当選確率がアップします。
FXだけでなく株取引にも興味がある方は、嬉しいメリットです。
ネオモバFXのデメリット
ネオモバFXには多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。デメリットも把握しておくことで、リスク管理や資金管理がしやすくなります。
ネオモバFXの主なデメリットは、次の4点です。
1.取引通貨数に応じてスプレッドが広くなる
2.Tポイントは証拠金には含まれない
3.ネオモバFXをするには2つの口座開設が必要
4.サービス利用料がかかる
それぞれの内容について見ていきましょう。
1.取引通貨数に応じてスプレッドが広くなる
ネオモバFXのデメリットの1つが、取引通貨数に応じてスプレッドが広くなることです。例えば、米ドル/円なら1,000通貨以下まではスプレッド0.0銭ですが、1,001通貨以上になると0.2〜0.3銭のスプレッドがかかります。
ネオモバFXの主な通貨ペアのスプレッド範囲は、次の通りです。
・ユーロ/円:0.4銭〜0.6銭
・ポンド/円:0.9銭〜1.1銭
・豪ドル/円:0.6銭〜1.1銭
・NZドル/円:1.2銭〜2.5銭
※2020年12月18日時点
取引通貨数が少ない場合はお得なスプレッドですが、通貨数が多いと他社と変わらない水準またはやや高めになります。
2.Tポイントは証拠金には含まれない
ネオモバFXでは、Tポイントを1ポイント=1円相当として取引に使えますが、証拠金としては利用できないため注意してください。保有するTポイントは証拠金維持率の計算に反映されないため、Tポイントを大量に保有していても、証拠金維持率が100%未満になると新規取引はできません。
「証拠金維持率は下がってきたけど、Tポイントがたくさんあるの安心」とはなりませんので、気をつけてください。
3.ネオモバFXをするには2つの口座開設が必要
ネオモバFXはネオモバの中のサービスなので、総合取引口座を開設した上でFX取引口座の口座開設が必要です。ネオモバの総合口座を開設後、ログインをしてFX取引口座を作成しましょう。
2つの口座を開設し、総合取引口座からFX取引口座に資金の振替をすれば、ネオモバFXの取引をスタートできます。2度の口座開設の手間がかかることは、ネオモバFXのデメリットです。
4.サービス利用料がかかる
サービス利用料がかかるのが、ネオモバFXのデメリットになります。ネオモバFXでは取引の有無にかかわらず、月額220円(税込)〜のサービス利用料がかかります。
ネオモバFXは取引手数料が0円で、取引通貨数が少なければスプレッドも安くてお得ですが、年間2,640円〜の手数料が発生することを理解しておきましょう。
なお、サービス利用料の支払い方法はクレジットカードになります。
ネオモバFXの良い評判
ネオモバFXの良い評判を知れば、利用者がどのような点に魅力を感じているかがわかります。ここでは、ネオモバFXの3つの良い評判について見ていきましょう。
良い評判1.「米ドル/円のスプレッドが0円なのは嬉しい」
「米ドル/円のスプレッドが安い」という評判は多く見られます。多くの国内FX業者の米ドル/円のスプレッドは0.2銭〜0.3銭ですが、ネオモバFXは1,000通貨取引まではスプレッドが0.0銭です。
そのため、取引通貨数が少ない方であれば、スプレッドのコストをかけることなくFX取引ができます。人気の米ドル/円をスプレッド0円で取引できるのは、ネオモバFXの魅力です。
良い評判2.「少額資金で始められることはFX初心者にはありがたい」
ネオモバFXは「少額資金で始められる」という良い評判も多く見られます。ネオモバFXの最小取引単位では1通貨なので、米ドル/円であれば4〜5円程度、トルコリラ/円なら1円からの取引も可能です。※トルコリラ=19円の場合
少額資金で始めたいFX初心者は多いため、1通貨から取引できるネオモバFXは注目を集めています。
良い評判3.「使うことがなくて困っていたTポイントを有効活用できる」
ネオモバFXは、Tポイントを1ポイント=1円相当として取引に使えます。そのため「Tポイントが余っている」「使い道がなくて困っている」という方も、何も使わずに保有しておくのではなく投資をして利益を狙うことが可能です。
Tポイントを使って取引ができることに対して、良い評判が目立ちます。
ネオモバFXの悪い評判
ネオモバFXの良い評判だけでなく、悪い評判についても把握しておきましょう。悪い評判も知っておくことで、自分に合うサービスかどうか冷静に判断がしやすくなります。
ここでは、ネオモバFXの3つの悪い評判について見ていきましょう。
悪い評判1.「スプレッドは安いが利用料がかかる」
ネオモバFXは取引手数料0円で、スプレッドは取引通貨数に応じて変わります。米ドル/円であれば1,000通貨までならスプレッドは0円と大変お得です。
しかし、取引の有無にかかわらずサービス利用料が月220円(税込)〜、年間で2,640円(税込)〜かかります。
そのため「サービス利用料の負担が大きい」「取引頻度が少ない人には高い」などの声も多いです。
悪い評判2.「利用料の支払いにクレジットカードが必要」
ネオモバFXのサービス利用料の支払いにはクレジットカードやデビットカード等が必要になります。口座資金から直接支払いはできません。そのため、対象カードを保有し、情報の登録が必要です。
また「デビットカードやチャージ式プリペイドカードは会社により登録できない」と記載されていて、どのカードがOKでNGなのか公表されていないため、登録しようとしたカードが対象でない可能性もあります。
悪い評判3.「マイナー通貨でFX取引できない」
ネオモバFXは26種類の通貨ペアを取り扱っており、米ドル/円やユーロ/米ドルなど主要通貨ペアで取引することが可能です。しかし、マイナー通貨ペアの取り扱いは少ないため、マイナー通貨での取引を希望している人は、ネオモバFXに物足りなさを感じるようです。
まとめ
ここでは、ネオモバFXの評判やメリット・デメリットについて解説しました。
最後にここで紹介した大事なポイント5点をまとめています。
・ネオモバFXの最小取引単位は1通貨で米ドル/円のスプレッドは0円〜
・ネオモードとプロモードから選択できる
・ネオモバFXをすればひとかぶIPOに当選しやすくなる
・サービス利用料が月額220円(税込)〜かかる
ネオモバFXはTポイントを1ポイント=1円相当から使えて、少額資金から取引を始められる魅力的なFXサービスです。主要通貨ペアも揃っており、FX初心者に人気があります。
ただし、サービス利用料が220円〜かかることやマイナー通貨ペアの取り扱いが少ないことは理解しておきましょう。
ネオモバFXに興味を持っている方は、早速、口座を開設してFX取引を始めてみてください。