
「わずか4日間で10億円以上の損失…。」
FXでは約9割近くの人がトレードで負けていると言われています。
その中でも、日本FXランキング1位とされているアキラ氏は、FXのトレードで10億円以上の損失を出し、退場に追い込まれました。
アキラ氏は10億円の損失を出す前、FXのトレード3年で14億円を稼いだとされています。ただ、そもそもFXのトレードで10億の大金を本当に稼いだのか、または嘘ではないのか?
そんな疑問を感じる人も多いかと思います。
そこでこの記事では、FXのトレードで成功したアキラ氏について、
・アキラ氏のトレードはリアルか?デモか?
・10億円損失と退場の経緯
・アキラ氏の10億円惨劇から学べる事
を順に紹介していきます。
アキラ氏のように、FXのトレードで大きな損失を出さない方法も紹介しますので、ぜひご一読ください。
FXトレーダーアキラとは?
3年間、FXのトレードだけで14億円近く資産を作ったアキラ氏。
アキラ氏は現在、Twitterを中心に活動していて、リアルタイムでFXのトレードで出た数百万円~数千万円の利益・損失を発信しています。
アキラ氏は20代後半という若さで「億トレ」になりましたが、成功する前はブラック企業で働く残念なサラリーマンでした。
10万円ほどの小額でFXのトレードを開始し、最初は負けていたがテクニカルのコツをつかみ約1年ほどで勝てるようになったとのこと。
現在のアキラ氏は、新聞を始めとした数々のメディアに取り上げられるなど、FX業界でもかなり有名な存在になっています。
アキラのトレードはリアルか?デモか?
アキラ氏はFXのトレードで10億円もの損失を出しましたが、そもそもそれほどの大金を本当にFXのトレードで稼いだのか疑問ですよね?
そこで、アキラ氏のFXトレードはリアルなのか、デモなのかリサーチしました。
アキラのFXトレードはデモだという説
アキラ氏は海外業者「FXsuit(エフエックススーツ)」の口座を使い、「MT4」という取引プラットフォームで取引を行っているようです。
アキラ氏はTwitterで本物であることを証明するために、スマホのMT4画面で、トレードの履歴を公開しています。
ただ、MT4はデモ口座を使える上に、少しプログラムを改良すればいくらでも取引履歴や口座残高の改良が可能。
さらに、FX業者のアフィリエイトも行ったことから、アキラ氏のTwitterでの発信は全てパフォーマンスでアフィリエイト収入の為だったのでは? とまで言われる始末に。
実際に、高額セミナーや情報商材を売るために「FXのトレードでこんな大金を稼げます」と、MT4のデモ口座でアピールし客をだましている詐欺師もいるため、デモと言われています。
アキラ氏のFXトレードはリアルだという説
MT4での取引履歴は改ざん可能ですが、アキラ氏はリアルタイムの動画配信でリアル口座だとアピールしています。
実際に、動画でアキラ氏のFXトレードにおけるポジション状況や決済口座をTwitterでアップし、デモ口座ではないと証言。
また、アキラ氏は「日刊ゲンダイ」という大手メディアの紙媒体の新聞に「3年で14億稼いだFXトレーダー」として掲載され、大きな信用を得ています。
日刊ゲンダイの紙面に載ったアキラ
他にもテレビ・雑誌・本・アキラグッズの話も頂いてます。
超速で有名になってやろうじゃないか!#アキRUSH #アキラ伝説始動 pic.twitter.com/0vVbTC9Xe5— アキラ@FX日本ランキング1位 (@a__KiRa612) September 18, 2019
「日刊ゲンダイ」は大手メディアということもあり、情報の裏取りも行われているはずです。そのため、アキラ氏のFXトレードはリアル口座で、10億円の損失も本当なのではないか? と言われています。
ネットやSNSだけでは、アキラ氏のFXトレードが100%本物かどうか分からない
新聞にも紹介されるほどの有名なアキラ氏ですが、必ずしもFXのトレードがリアルだとは断言できません。
いくら「日刊ゲンダイ」が裏取りを行った可能性があるとはいえ、アキラ氏がTwitterで公開している取引履歴が本物かどうか完全には確かめようがないからです。
アキラ氏が使っている「FXsuit(エフエックススーツ)」という業者は海外業者のため、詳細な取引履歴やアキラ氏の個人情報などの裏取りは取りにくいはず。
また、動画で口座履歴や決済状況をアップしようが、すでに改ざんするプログラムをあらかじめ組んでおけば、いくらでも本物に寄せられます。
実際にアキラ氏を密着取材し、リアルタイムでのトレードはもちろん、アキラ氏のFXの口座から銀行口座に出金するまで確かめないと、リアル口座かどうかは分かりません。
昨今の画像や動画の編集技術、プログラミングの技術などを考えると、一般人にデモ口座をリアル口座だと思わせることはそれほど難しくないので、本当のところは誰にも分かりません。
アキラが10億を失うまでの経緯
ここからは、アキラ氏のFXトレードが本物だとして、10億円を失った惨劇を紹介していきます。
2020年3月3日~6日の4日間で10億円以上の損失
アキラ氏が10億円の損失を出すまでのTwitterの発言をまとめました。
いつも通り調子よく、ツイッターで発信しています。
ここだ!
ドル円5000万通貨ロング!!
上がるぞ、みんなー!#ドル円 https://t.co/iYpjoXPVBO pic.twitter.com/jIknPS6xQw— アキラ@FX日本ランキング1位 (@a__KiRa612) March 3, 2020
ただ、ドル円は無情にも下がり続けます。
もうやばい。。助けて pic.twitter.com/mC0wWDWbG2
— アキラ@FX日本ランキング1位 (@a__KiRa612) March 5, 2020
そして、含み損は絶望的な額に
どうなってるの?
せめてマイナス5000くらいに戻れば損切りするのに
なんで上がらないの?
もう耐えれない pic.twitter.com/8XJHEfHdmq— アキラ@FX日本ランキング1位 (@a__KiRa612) March 6, 2020
アキラ氏のコメントにもはや余裕は感じられません。
100%きったまじふざけんな
はやくあがれよ、さぎすんなくそ
赤くなってるまじやめろまじくそ
しぬしぬしぬしぬ pic.twitter.com/ujEOEcpGpf— アキラ@FX日本ランキング1位 (@a__KiRa612) March 6, 2020
ロスカットで退場することに…
なにもかんがえれない
ツイッターけす、だからおねがい
最後くらいいやなこといわないで
ほんとごめん
これだともうトレードできない pic.twitter.com/2rKga4dumg— アキラ@FX日本ランキング1位 (@a__KiRa612) March 6, 2020
本人のツイッターのコメントからも悲壮感がただよっています。絶望感がリアルに伝わってきます。
2019年8月のイギリスユーロ離脱の際にも10億円の損失を出していた
アキラ氏は2019年の8月にも10億円近くの損失を出していました。
「日刊ゲンダイ」に取材されたときも、ちょうど10億円を失ったこと後ぐらいのことです。
ただ、本人がいうには「狙いが外れて多額のお金を失ってしまったので、ショックは大きかったです。」「タイミングは見誤りましたが、今でも狙いは間違っていなかったと思います。」とのこと。
何度大損を出しても、FXを辞める理由にはならなかったようです。
なぜ1億の資金が残っていて退場したか
アキラ氏は1億以上の資金が残っているにもかかわらず、退場した原因は「メンタルのダメージ」が原因と考えられます。
アキラ氏のトレードスタイルは、「損大利小」でロスカットギリギリまで損切をせず、利益を積み重ねていくもの。
損大利小は勝率が高いため一時的に資産が増えやすいトレードスタイルですが、負けるとは一気に資産が減ってしまうため、精神的な負担が大きいトレードスタイルでもあります。
実際に損大利小のトレードスタイルを使い退場したFXトレーダーも大勢います。
一般人の間隔だと、1億も残っているんだらまだまだ大丈夫だと思いますが、今までコツコツトレードで積み重ねてきた資産の90%近くを一瞬で失う絶望感ははかり知れません。
アキラ氏の場合、10億円以上もの大金なので、メンタルへのダメージは一般人には想像できないほどだったのかもしれません。
アキラ氏の10億円惨劇から学べること・大きな損を出さない方法
アキラ氏の10億円失った惨劇から私たち一般トレーダーが学ぶべき点は多くあります。ここでは、アキラ氏のように大きな損失を出さない方法を紹介していきますね。
アキラ氏のFXトレードは無理をしている可能性が高い
アキラ氏のTwitterを見る限りでは、
数千万~数億の損失→復活して数百万~数千万円の利益という極端な損大利小のトレードを繰り返しています。実際に、大きな含み損を出している時は、冷静さを失い感情的になっているようなツイートも伺えます。
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ pic.twitter.com/68BJYSQeRj
— アキラ@FX日本ランキング1位 (@a__KiRa612) July 17, 2020
FXでは、何よりも冷静にチャートを分析し、適切なポイントで損切・利確を行っていくことが重要です。そのため、感情的になり損切できなくなってしまえば、必然的に大きな損失を出してしまいます。
アキラ氏は上記のツイート以外にも、感情的になって損切しないケースが多いため、本人には合っていない大きさの金額・スタイルでトレードを行っているのかもしれません。
自分に合ったトレードスタイルの確立こそが損失を出さないカギ
FXで大きな損を出さない方法としては、自分に合ったトレードスタイルの確立が必須です。
具体的には、
・無理をしない自分に合った資金管理
・過去相場で検証した優位性のある手法(ルール)の構築
が必要です。
資金管理においては、一回のトレードでロスカットされるまで損切りしないスタイルは、メンタルがもちません。一度のトレードで資金の2%~10%までなら失ってもいいなど、しっかりと損切幅、損切の金額を明確にしておく必要があります。
また、手法の構築においては
・リスクリワードレシオ
・勝率
・トレード回数
・最大連敗数
・最大連勝数
・最大ドローダウン
・純利益
・プロフィットファクター
などを過去検証した上で期待値がプラスになることを確認する必要があります。
過去相場で期待値がプラスになる(優位性が確保できる)のであれば、損大利小でも資金を増やし続けることは可能です。
また、自分に合った資金管理、過去の相場で何度も検証した手法(自分に合ったスタイルのトレード)であれば、メンタルが崩れ感情的になることも少なくなるはずです。
逆に、一発逆転を狙った損切りしないトレードスタイル、過去相場で優位性があるかどうか分からないようなトレードだとすぐに退場してもおかしくはありません。
FXは金融知識のない一般人から、世界的に高学歴・高IQのファンドトレーダーまでが同じ土俵で戦う戦場です。なんの戦略・予備知識もない状態では勝ち続けることはできないので、注意してくださいね。
まとめ
FXトレーダーアキラ氏をまとめると、
・アキラ氏は2度も10億の損失を出しているが復活している
・メンタルが崩壊し感情的になると、損切りができずに大損する可能性がある
・FXで勝ち続けるには自分のトレードスタイルの確立が必須
アキラ氏は2度も10億円の損失を出し一度は退場しながらも、現在は復活しトレードを再開しています。
もちろん、アキラ氏のTwitterは全てパフォーマンスの可能性もありますが、
億単位の利益→億単位の大損→一時退場→復活して億単位の利益
とある意味では、アキラ氏独自のトレードスタイルを確立しているのかもしれません。
一般的に損大利小のトレードスタイルは良くないと言われていますが、過去相場でプラスの期待値になる手法で、適切な資金管理を行えば、逆に最短で利益を出せる可能性もあります。
他人の意見に惑わされず、自分のトレードスタイルをぜひ確立してみてくださいね。