
FBSで口座開設や取引をしようと思ったときに一番気になるのがスプレッドですよね。
ただ、スプレッドといっても口座の種類によって、スプレッドの狭さは変わってきます。例えば、スプレッドゼロ口座があったり、ECN口座のようにスプレッドに加えて手数料もかかる口座があったり、特に初心者の方は困惑してしまうと思います。
そこで、今回の記事ではFBSの平均スプレッドはもちろん、口座タイプごとのスプレッドや特徴についてまとめてみました。
fbsの6つの口座タイプとスプレッド
ここでは、FBSの口座タイプの種類とスプレッドを紹介していきますが、前知識として、FBSには日本円の口座がないため、ドルかユーロでの口座を開設することになります。
入金に関しては円でそのままFBSの口座にお金を入れることができますが、出金の際に換金の手数料や手間がかかってしまいます。ただ、FBSは海外のFX業者のため、多少面倒ですが、国内のFX業者以上のメリットが多くあるので安心して下さいね。
FBSの口座タイプに戻りますが、FBSには以下の6種類の口座が用意されています。
・スタンダード口座
・Trade 100 Bonus口座
・セント口座
・マイクロ口座
・ゼロスプレッド口座
・ECN口座
6種類もありますが、それぞれの口座でスプレッドはもちろん、最大レバレッジや最低入金額なども異なっています。ただ、FBSでは一つの口座を開設した後でも、追加で口座を開設することができます。
取引スタイルやロット数によって、自分に合った口座タイプも変わってきますので、いくつか試してみてもいいですね。
では、FBSのスプレッドや特徴をまとめて紹介していきます。(ドル円の平均スプレッドで口座のスプレッドを比較していきます)
FBSのスタンダード口座のスプレッドと特徴
FBSのスタンダード口座は、FBSで標準の口座となっています。FBSの最大の特徴の3000倍の超ハイレバレッジも使うことができます。
簡単にFBSのスタンダード口座をまとめると、
・最大レバレッジ3000倍
・最小取引単位1000通貨(0.01ロット)
・最低入金額100ドル(10,000円相当)
・ドル円の平均スプレッド1.5pips
後に紹介するセント口座やマイクロ口座に比べるとスプレッドは狭く、多くの人が使いやすいと感じられる口座だと思います。
日々、テクニカル分析をしたデイトレードや、3000倍のハイレバレッジを使ったスキャルピングなど様々な取引スタイルに適応できるので、初心者から中上級者までおすすめの口座タイプになっています。
FBSのTrade 100 Bonus口座のスプレッドと特徴
FBSには、Trade 100 Bonus という口座が用意されています。Trade 100 BonusはFBSの口座開設ボーナスとして扱われていて、100ドル(10,000円相当)を無料で取引の資金にすることができます。
ただ、無料で10,000円もらえることもあって、出金や取引の条件はやや厳しくなっています。
簡単にFBSのTrade 100 Bonus口座の条件をまとめると、
・口座の期限(ボーナスが利用できる期間)は50日間
・50日間のうちトレードできるのは30日間のみ
・ボーナスの100ドルは出金できず、トレード得た利益のみ出金可能(最大で100ドル)
・同時に保有できるポジションは5つまで
・30日間で5ロット以上のトレード実績が必要
・取引プラットフォームはMT5のみ
・EAや自動売買は使用不可能
・1度の注文量は0.01ロット固定
・始値と終値の差が10ポイント(1pips)の取引のみ有効
・最大レバレッジ100倍
・ドル円の平均スプレッド0.9pips
・主要通貨ペアのみ取引可能
・スワップフリー
など、非常に制約がある中での取引になっています。Trade 100 Bonus口座のスプレッド自体は、スタンダード口座よりも少し狭くなっていて、やや有利ですが、注文量が固定されていた、り出金できる額も最大で100ドルだけだったりと、本格的に取引をしていく口座にはなっていません。
そのため、Trade 100 Bonusの口座は、あくまで練習用の口座だと思った方がいいでしょう。
FBSのセント口座のスプレッドや特徴
FBSのセント口座はどちらかというと初心者向けの口座になります。Trade 100 Bonus以外の口座は、どれも最低入金額が決まっていますが、セント口座の場合、最低入金額が1ドルとかなり狭くなっています。100円相当なので、入金や取引に抵抗がある人でも気軽に始めることができます。
簡単にFBSのセント口座をまとめると、
・最大レバレッジ1000倍
・最小取引単位1000通貨(0.01ロット)
・最低入金額:1ドル(100円相当)
・ドル円の平均スプレッド:2.0pips
FBSの最大レバレッジは3000倍なので、1000倍に制限されるとややもの足りなく感じるかもしれませんが、それでも、約100円から始められるので、小額からでも安全にハイレバレッジの取引ができます。
また、セント口座のスプレッドに関しては、スタンダード口座よりも広めに設定されています。そのため、本格的にトレードを行いたい場合やスキャルピング重視の方にはおすすめできません。
FBSのマイクロ口座のスプレッドや特徴
FBSのマイクロ口座の特徴は何といってもスプレッドが固定されていることです。ドル円の場合3.0で固定されています。ドル円で3.0なので、スプレッド自体は広くなっていますが、スプレッドが広くなりやすい重要な経済指標や窓開け時にもスプレッドは固定されます。
そのため、変動スプレッドだとスプレッドが広くなる雇用統計や政策金利発表、大統領選挙、週明けの窓開けのタイミングだけを狙って取引をしたいという方向けの口座になります。
逆に、普段からドル円で3.0pipsのスプレッドがあるので、「日々コツコツとトレードをしていきたい」という方には向いていない口座タイプになっています。
その他、FBSのマイクロ口座の特徴をまとめると、
・最大レバレッジ3000倍
・最小取引単位1000通貨(0.01ロット)
・最低入金額5ドル(500円相当)
・ドル円のスプレッド3.0pipsで固定
5ドル(500円相当)から入金できて、FBSの最大レバレッジの3000倍で取引することができるので、リスクを抑えつつも大きなリターンを狙えます。そのため、値動きが大きくなるイベントのタイミングで一気に最大3000倍のレバレッジで勝負をかけることもできます。
FBSは海外の業者なので、もちろん追証はありません。なので、小額から始めていれば負けてしまっても、それほど痛手にはなりません。
ただ、3000倍もレバレッジがかけられるからといって、ギャンブルのような取引になってしまわないように気をつけてくださいね。
FBSのゼロスプレッド口座のスプレッドや特徴¥
FBSのゼロスプレッド口座は、名前の通りスプレッドが「0」の口座になっています。ただ、スプレッドが無い代わりに、1度の取引で手数料がかかってしまいます。最低入金額も他の口座よりもやや高めに設定されているため、どちらかというと中上級者向けの口座タイプになります。
FBSのゼロスプレッド口座の特徴を簡単にまとめると、
・最大レバレッジ3000倍
・最小取引単位1000通貨(0.01ロット)
・最低入金額500ドル(50,000円相当)
・スプレッド「0」
・取引手数料 1ロット当たり20ドルから(実質1ロット当たり2.0pips)
ゼロスプレッド口座は、スプレッドが無い分、1ロット当たり最低20ドル(2000円相当)の取引手数料がかかってしまいます。スプレッドがゼロな分、スキャルピングには適していますが、手数料が大きいのでロット数の計算には注意が必要です。
1ロット当たり20ドルをpipsに換算すると、1ロット当たり2.0pipsに相当するので、スタンダード口座のドル円の平均スプレッド1.5pipsより広いことになります。
そのため、何も戦略無しにゼロスプレッド口座を使っていると、スタンダード口座を使うよりも0.5pipsのスプレッド分損をすることになります。ゼロスプレッドだからといって名前につられないように気をつけてくださいね。
FBSのECN口座のスプレッドと特徴
FBSの中でもECN口座は上級者向けの口座になっています。スプレッドが低い代わりに、最大レバレッジが他の口座よりも低い、最低入金額が大きい、最小通貨単位が大きいなど、初心者にはややハードルが高いためです。
FBSのECN口座を簡単にまとめると、
・最大レバレッジが500倍
・最小取引単位10,000通貨(0.1ロット)
・最低入金額1,000ドル(100,000円相当)
・-1pipsから変動スプレッド
・手数料が往復で平均6ドル(600円相当)
・ドル円の平均スプレッド0.3pips(手数料込みだと約0.9pips)
FBSのECN口座はドル円の平均スプレッドが0.3pipsとかなり狭く、手数料込みの実質スプレッドも0.9pipsほどです。(手数料は1ロット当たり0.6pipsと計算)
手数料込みでも、スプレッドがFBSの他の口座タイプより狭いので、初心者にも魅力的に感じてしまうかもしれません。
ただ、最大レバレッジが500倍、最小取引単位が0.1ロット、最低入金額が10万円とハードルが高くなっています。さらに、FBSのECN口座の一番のデメリットとしては、ボーナス類を一切受け取れないということです。
FBSでは100%入金ボーナスやキャッシュバックなど還元サービスも豊富です。ECN口座ではそれらを一切受け取ることができなくなるので、初心者にはおすすめできません。
逆に、ボーナス類を一切気にしない上級者であれば、ECN口座は圧倒的におすすめできる口座です。スキャルピングだけでなく、デイトレードでも平均スプレッドが狭いのはプレイヤーにとっては大きなメリットです。
FBSの口座タイプごとのスプレッド、特徴まとめ
FBSの口座タイプごとのスプレッドや特徴などを紹介してきましたが、見やすいように表でまとめました。(スプレッドはドル円で比較)
<口座タイプ比較表>
口座タイプ | スタンダード | Trade 100 Bonus | セント | マイクロ | ゼロスプレッド | ECN |
最大レバレッジ | 3000倍 | 100倍 | 1000倍 | 3000倍 | 3000倍 | 500倍 |
取引手数料 | なし | なし | なし | なし | 20ドル/lot | 6ドル/lot |
平均スプレッド(ドル円) | 1.5pips | 0.9pips | 2.0pips | 3.0pips | 0pips | 0.3pips |
ボーナス | 100%入金ボーナス | 100ドル口座開設ボーナス | 100%入金ボーナス | 100%入金ボーナス | 100%入金ボーナス | なし |
キャッシュバック | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
注文可能ロット | 0.01lot~500lot | 0.01lot | 0.01lot~500lot | 0.01lot~500lot | 0.01lot~500lot | 0.1lot~500lot |
初回最低入金額 | 100ドル | 不要 | 1ドル | 5ドル | 500ドル | 1000ドル |
FBSのスプレッドでおすすめの口座はスタンダードとECN
これまでで6つの口座タイプを紹介してきましたが、手数料を加えた実質スプレッドとして計算すると、
ECN 0.9pips > スタンダード 1.5pips > セント=ゼロスプレッド 2.0pips > マイクロ 3.0pips
となります。(Trade 100 Bonus口座を除いて比較)
これまでドル円の平均スプレッドしか紹介してきませんでしたが、FBSのどの取引商品でも、基本的にスタンダード口座とECN口座のスプレッドが有利になります。そのためFBSの平均スプレッドを考えると、スタンダード口座とECN口座の2つがおすすめの口座になります。
セント、マイクロ、ゼロスプレッド口座も運用の仕方によっては利益を上げることができます。ただ、中長期的、本格的にFXに取り組もうと思った場合、1ロット当たりのコストが重たいセント、マイクロ、ゼロスプレッド口座だと、せっかくの利益が少なくなるからです。
初心者でとにかく経験を積みたい場合は、口座開設ボーナスの付くTrade 100 Bonusや1ドルから始められるセント口座でも悪くはありません。
ただ、どうせなら利益は大きい方がいいと思うので、以下ではスタンダード口座とECN口座のスプレッドについて紹介していきます。
FBSのスタンダード・ECN口座のスプレッドまとめ
FBSのスタンダード口座とECN口座のメジャー通貨のスプレッドを一覧表にしてまとめました。
FBS スタンダード口座 | FBS ECN口座 | |
取引手数料 | なし | 0.6pips/1lot |
米ドル/円 | 1.5pips | 0.3pips(0.9pips) |
ユーロ/米ドル | 0.9pips | 0.0pips(0.6pips) |
ユーロ/円 | 2.0pips | 0.5pips(1.1pips) |
英ポンド/米ドル | 0.8pips | 0.5pips(1.1pips) |
英ポンド/円 | 2.5pips | 1.1pips(1.7pips) |
豪ドル/米ドル | 0.9pips | 0.3pips(0.9pips) |
豪ドル/円 | 2.0pips | 0.5pips(1.1pips) |
FBSのECN口座では、取引手数料として往復平均6ドルかかります。そのため、1ロット当たりに換算すると0.6pips相当になります。手数料とスプレッド込みの実質スプレッドとして、()内に表示しました。
見てもらえれば、分かりますがドルストレートの通貨ペアのスプレッドがかなり狭くなっています。ユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドルのどれも、スタンダード口座で1.0pipsを下回っているほど。
ユーロドルは、ドル円に次いで人気の通貨ペアになっていますので、ユーロドルをメインに取引する方は特におすすめです。
FBSと他社のスプレッド比較
繰り返しになりますが、FBSの平均スプレッドの特徴として、ドルストレートのスプレッドの狭さが挙げられます。特に、どれぐらい狭いのか、海外FX業者で有名なXMとTitanFXとFBSを比較してみました。
スタンダード口座のスプレッドをFBS・TitanFX・XMで比較
FBS | TitanFX | XM | |
手数料 | なし | なし | なし |
米ドル/円 | 1.5pips | 1.33pips | 1.6pips |
ユーロ/米ドル | 0.9pips | 1.2pips | 1.8pips |
ユーロ/円 | 2.0pips | 1.74pips | 2.5pips |
英ポンド/米ドル | 0.8pips | 1.57pips | 2.2pips |
英ポンド/円 | 2.5pips | 2.45pips | 3.6pips |
豪ドル/米ドル | 0.9pips | 1.52pips | 2.0pips |
豪ドル/円 | 2.0pips | 2.12pips | 3.4pips |
3社で比較してみると、FBSのスプレッドの狭さが目立ちますよね。ドル円やポンド円、ユーロ円など、クロス円関係については、TitanFXが3社のうちで最も狭くなっています。
ただ、ユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドルに関しては、圧倒的な狭さで、XMの半分以下のスプレッドになっています。スタンダード口座の場合、FBSはドルストレートの通貨ペアがスプレッド面で有利になっています。
特に、ユーロドルやポンドドルの人気の2通貨をメインで取引するという方にはFBSはおすすめです。ポンド関係はスプレッドが広くなりやすいので、この点はありがたいですね。
ECN口座のスプレッドをFBS・TitanFX・XMで比較
FBS ECN口座 | TitanFXブレード口座 | XM(ZERO口座) | |
取引手数料 | 0.6pips/1lot | 0.7pips/1Lot | 1.0pips/lot |
米ドル/円 | 0.3pips(0.9pips) | 0.33pips(1.03pips) | 0.10pips(1.10pips) |
ユーロ/米ドル | 0.0pips(0.6pips) | 0.2pips(0.9pips) | 0.10pips(1.10pips) |
ユーロ/円 | 0.5pips(1.1pips) | 0.74pips(1.44pips) | 0.60pips(1.60pips) |
英ポンド/米ドル | 0.5pips(1.1pips) | 0.57pips(1.27pips) | 0.40pips(1.40pips) |
英ポンド/円 | 1.1pips(1.7pips) | 1.45pips(2.15pips) | 1.10pips(2.10pips) |
豪ドル/米ドル | 0.3pips(0.9pips) | 0.52pips(1.22pips) | 0.60pips(1.60pips) |
豪ドル/円 | 0.5pips(1.1pips) | 1.12pips(1.82pips) | 1.00pips(2.00pips) |
TitanFXはブレード口座、XMはゼロ口座という名前ですが、中身はFBSのECN口座と同じです。ECN口座では、1ロット当たりの取引手数料をpipsに換算して計算しています。
3社を比較してもらうと分かりますが、ECN口座の場合、圧倒的にFBSのスプレッドが有利になっています。ECN口座を使うなら断然FBSがスプレッド面では有利ですね。
FBSのスプレッドまとめ
ここまで、FBSの口座タイプのスプレッドや特徴、他社とのスプレッド比較などを紹介してきました。FBSは、他のFX業者に比べると、口座タイプ6つと多くなっているため、スプレッドの観点からも初心者の場合どれにすればいいか迷ったかと思います。
そのため、これまでの記事を簡単にまとめると、
・お金をかけずに練習をしたい→Trade 100 Bonus口座
・100円ぐらいから始めたい→セント口座
・スプレッド固定で3000倍のハイレバレッジをしたい→マイクロ口座
・大きめのロット数でスキャルピングをしたい→スプレッドゼロ口座
・長期的に取引をしたい→スタンダード口座
・ボーナスよりもスプレッド優先→ECN口座
口座タイプごとのスプレッドの優位性(ドル円で比較)
ECN 0.9pips > スタンダード 1.5pips > セント=ゼロスプレッド 2.0pips > マイクロ 3.0pips
・おすすめはスタンダード口座とECN口座
・FBSは、ドルストレート関係のスプレッドが狭い
上記のFBSのスプレッドまとめを踏まえたうえで、自分の取引スタイルやロット数に応じて、FBSの口座タイプを選んでみてくださいね。