
小額資金からある程度しっかりした金額を稼げるという点で海外のFX口座が人気となってきました。
海外FX口座は高レバレッジとゼロカットシステムがあることに加え、豊富なボーナスを提供しているところも少なくありません。
一方で、DD方式を採用している国内FX口座に比べ、透明性を重視した海外FX口座ではNDD方式が採用されているために比較的スプレッドが広くなっています。
さらには国内口座と違い、口座開設の際に自分で開設する口座タイプを選択する必要があり、口座によってスプレッドが変わってくるのも海外FXならではないでしょうか。
上手く選択できれば、自分にむいたプラットフォームで取引ができますが、少し複雑ですよね。
そこで今回はFXProの口座タイプからスプレッドまで詳しく解説していきたいと思います。
最後には日本人トレーダーに一番人気のXMとスプレッドも比べていますので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
FXProの口座タイプ
まず初めに口座タイプについて一つずつ見ていきたいと思います。
FXProで開設できる口座タイプは全部で5つあります。
- MT4 Instant
- MT4 Fixed Spread
- MT4 Market
- MT5
- cTrader
口座の種類によって注文の通りやすさや、特徴が変わってくるので注意してください。
それでは以下でそれぞれの特徴とともに紹介していきます。
MT4 Instant
この口座はFXproの中でも非常に一般的な口座です。
こちらの口座で出した注文はFXPro内でカバー決済されますので、比較的スリッページしにくいという印象です。
ただその分スプレッドが広めの設定となっています。
あまりスキャルピングのような超短期売買には向いておらず、長めの時間軸での取引に向いている口座です。
MT4 Fixed Spread
こちらの口座は口座の名前の通り、スプレッドがあらかじめ決まっている口座です。
重要な指標発表の時などには大きく開くこともありますが、基本的には変わらないのでスプレッドの変化に気を使わなくてよい口座です。
MT4 Market
この口座はMT4の口座の中では総合的に一番狭くスプレッドが設定されている口座です。
手数料もなく非常におすすめの口座です。ただ他口座と比べ注文が滑りやすいというデメリットはあります。
MT5
こちらはMT5が取引のプラットフォームとして使用できる口座です。
国内のFX口座では使えるところがありませんから、MT5が使えるというのも理由の一つとしてFXProを検討されている方も多いのではないでしょうか。
ただ、MT5の口座はMT4 Marketの口座に比べて少しだけスプレッドが広めに設定されています。
特にMT5を使いたいと強く思っている方にはお勧めの口座ですが、どちらでもいいという方はMT4 Market口座のほうがいいでしょう。
cTrader
最後にcTrader口座ですが、スプレッドが非常に狭く設定されています。
時にはドル円が0.0pipsというときもあります。
一見一番スプレッドが狭い口座に見えるのですが、この口座のみ取引のたびに手数料がかかります。
具体的には1ロット当たり4.5ドルが片道のみでかかります。
総合するとMT4 Market口座のほうがお得に取引することが可能です。
以上でFXproで開設できるすべての口座を解説しました。
迷われている方はひとまず、MT4 InstantまたはMT4 Marketの口座開設がおすすめですよ。
FXProの各口座タイプのスプレッド
ここからは各口座の具体的なスプレッドについてみていきたいと思います。
以下に各口座のスプレッドについて主要通貨で表してみましたので、参考にしてみてください。
MT4 Instant |
MT4 Fixed Spread |
MT4 Market |
MT5 | cTrader | |
---|---|---|---|---|---|
ドル円 平均スプレッド |
1.80pips | 1.40pips | 1.40pips | 1.60pips | 0.50pips (実質1.50pips) |
ユーロ円 平均スプレッド |
2.20pips | 2.10pips | 2.10pips | 2.30pips | 1.40pips (実質2.30pips) |
ユーロドル 平均スプレッド |
1.60pips | 1.40pips | 1.40pips | 1.70pips | 0.80pips (実質1.70pips) |
やはりcTraderの口座は平均スプレッドが圧倒的に小さくなっていますが、実質スプレッドとなるとほかの口座と遜色ない広さとなるか、むしろ少し広めの設定になっていますね。
スプレッド以外にボーナスがあまり充実していないことから、FXproで開設する口座を選ぶ際にはスプレッドを重視していきたいところです。
そのため、MT4 Instant またはMT4 Marketがよいのではないでしょうか。
またこの表からMT5のスプレッドが許容できるという方はMT5口座で取引をしてみても良いかもしれません。
MT4に比べ、MT5は価格がサクサク動くことからシンプルな取引手法を使っているトレーダーにはおすすめの取引プラットフォームです。
FXProのスプレッドとXMのスプレッドの比較
それではここでFXproとXMのスプレッドの広さを比べていきたいと思います。
その前にXMの特徴を軽く説明しますので、あまりXMについて知らないという方は是非参考にしてください。
XMはいわずと知れた日本人に一番人気のFX口座です。
全世界では新規口座開設数が100万を超え、非常に多くの人に愛用されている口座です。
ボーナスや信頼性、約定力などが非常に優れている口座で、トレーダーの中にもメインの取引口座に選んでいる方も多いです。
特に取引のたびにたまっていくXMPと呼ばれるボーナスは証拠金として使えるため、より大きなポジションを持つときに重要となってきます。
一方でそんなXMにも弱点があります。
それはスプレッドがほかの海外FX口座と比べても少し広めになっていることです。
そのためここでは実際に具体的な平均スプレッドを表にまとめながら、FXproのスプレッドと比べていきたいと思います。
以下にXMの主要通貨の平均スプレッドとカッコ内にFXProの平均スプレッドを載せておきますので、比較してみてください。
FXproからは平均的な広さのMT4 Market口座のスプレッドを載せておきたいと思います。
XM(FXpro) | |
USD/JPY | 1.60pips(1.40pips) |
---|---|
EUR/USD | 1.60pips(1.40pips) |
EUR/JPY | 2.60pips(2.10pips) |
AUD/JPY | 3.00pips(2.50pips) |
GBP/JPY | 3.50pips(3.00pips) |
AUD/USD | 1.80pips(1.40pips) |
国内FX口座ですとDD方式を取っているためにスプレッドが非常に狭く設定されているために、やはりこうして海外FX口座のスプレッドを見ると広く感じてしまいますね。
ただ、これは非常に広いというわけでもなく、むしろ普通のスプレッドの広さですので注意してください。
全体的にはFXproの口座のほうがスプレッドが狭めという感じですね。
特に取引プラットフォームにスプレッドの狭さを求めている方はFXproの口座を選択したほうが良いでしょう。
ただ、取引ボーナスを考慮するとXMも特に引けを取るほどのスプレッドの広さではありませんので、豊富なボーナスや約定力を求めるならXMのほうがオススメでしょう。
以上をまとめますと、
- FXPro…スプレッドがXMに比べ、狭め。世界中のFX会社の中でも知名度は断トツで出金拒否の恐れはまずなく、倒産した際にも信託保全が十分になされているため、安全。
- XM…入金ボーナスが豊富で、より多くの証拠金で取引が可能。レバレッジも888倍までかけられるため、小額からもアクティブな取引ができる。取引するたびに貯まるXMPというポイントも証拠金として口座に追加が可能。
という特徴があります。
もちろんどちらの口座もゼロカットシステムがあるため、追証が発生する心配はありません。
両方とも非常に安全でおすすめの口座ですので、どちらを選んでも損はないでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
FXProはその他の海外FX口座に比べるとボーナスが充実していませんが、安全性が段違いです。
スプレッドも口座の種類によって変わってきますので、自分に合った取引口座を選ぶことでよりお得に取引をすることが可能です。
またすべての口座に共通して言えることですが、スプレッドは他の海外FX口座と比較しても普通か少し狭いくらいです。
どの海外口座を開設するか迷われている方は一度開設してみて使ってみることをお勧めします。