NDD方式

FXを行ったことがある人はDD方式やNDD方式という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

DD方式とは『Dealing Desk』の略称であり、投資家の注文をFX業者の中にいるディーラーがさばきます。

NDD方式とは『No Dealing Desk』の略称であり投資家の注文はFX業者を通じてカバー先に流れます。

つまり私たち利用者がFX会社へ注文を出した際にFX業者がどのようにそれらの注文を処理するのかでそのFX業者がDD方式なのかNDD方式なのかがわかります。

通常NDD方式の方が好まれる傾向にありますが、NDD方式の方が本当にいいのでしょうか?

今回はDD方式とNDD方式を詳しく解説するとともに、DD方式、NDD方式の各メリットデメリットをあますところなく初心者にもわかりやすく解説していきます。

DD方式

DD方式とは先ほども言った通りDealing Deskの略称になります。FX取引が1998年に日本で解禁されてからFX業者が顧客の注文を受け付ける窓口として機能してきました。

1998年代はインターネットがまだ発達していなかったので投資家は電話での注文をしていました。

その際、FX業者の中にいるディーラーが顧客の注文を受け付け、さばく業務をしていました。つまりDD方式とはFX元来の仕組みだということになります。

DD方式は主に国内FX業者が採用している注文処理方法であり、DD方式を採用しているFX業者は2つの処理方法があります。

・顧客の注文を呑む
・顧客の注文を呑んでから市場で決済する
・直接インターバンクに流す
・マリー方式で消す

これら4つの注文処理方法があり、どの形式にするかを中のディーラーが決定します。

注文の扱い方はおおよそ、4タイプに分かれます。
FX業者の利益拡大の為※FX業者も企業であり当然の行為)

なぜDD方式をするのかというと、DD方式の方が『FX会社が儲かるから』です。

FXは9割の人間が負けると言われており、顧客の注文を呑んだ方がNDDとして手数料商売をするよりもはるかに儲かります。

注文を呑むとは

FX市場では
・顧客
・FX会社
・インターバンク

この3つの構図があります。通常投資家の注文はFX業者に通達されてからカバー先に贈られます。このカバー先というのはFX会社のFX会社のような役割をしており、FX会社から注文が送られてくる金融機関になります。

これらの金融機関はFX会社から届いた注文を市場で決済します。

これが通常のFXの注文の流れになりますが、注文を飲むとは『投資家の注文がFX業者までで止まる』ということです。

つまり顧客の注文はカバー先やインターバンク市場で決済されることはなくFX会社までで処理されるため注文を呑んでいるFX会社を利用すると投資家とFX会社の利害は相反します。

簡単に言いますと、トレーダー(顧客) Vs. FX業者の構図になります

トレーダー(顧客)が利益を上げる = FX会社の損失

トレーダー(顧客)が損失を出す = FX会社の利益

このように利害が相反する関係において覚えておいて欲しいのは『個人投資家よりも企業の方が強い』ということです。つまりそのFX会社が提供しているプラットフォームで、そのFX会社と締結した利用規約に沿って運営されている以上、ノミ行為をしているFX業者を利用する場合には
・スリッページ
・約定拒否
・ストップ狩り

などの被害に遭う可能性が高くなります。

実際に多くの国内FX業者はDD方式のノミ行為を採用しているところがほとんどですので、年末年始などの取引高が薄まる期間や早朝などの取引が薄い時間帯にはストップ狩りをされることもよく起こります。

NDD方式

NDDというのはノンディーリング・ディスクの略称です。

DD方式とは反対にFX業者は顧客からの注文をそのままカバー先に流して取引手数料を主な自社の収益源としています。

FXブローカー内のディーラーを介さずにインターバンク(リクイディティ・プロバイダー)へ注文が流れるため先ほど述べたような『注文を呑んでいる』ということがありません。

したがってNDD方式はDD方式と比較して『取引に透明性がある』ということが挙げられます。

取引に透明性があるためガチガチの専業トレーダーや自動売買システム利用者、そしてスキャルピングトレーダーにとってはNDD方式はFX業者と利用者共に利害が一致します。

NDD方式の弱みとは

NDD方式の弱みとしては『DD方式と比較してスプレッドが広い』ということが挙げられます。DD方式で注文を呑んでいる場合にはそもそも顧客がFXで注文をしたとしても『エントリーした”程”』にしているので原価も何もありません。

したがって手数料などは呑み業者の裁量で決まりますし、スプレッドを囮にして集客をおこないます。DD方式はスプレッドが非常に狭くなっている反面、NDD方式は手数料が比較的高くなります。

というのもインターバンク市場で決まった為替レートからカバー先が手数料を乗せてFX会社に卸されます。

そしてFX業者が利用者に手数料を乗せて卸すため手数料が2回乗っかります。

インターバンク市場:ドル円=100円
カバー先→FX業者:ドル円=100.1円
FX業者→利用者:ドル円=100.2円

というように為替レートが提示されます。したがってなんどもいうようにNDD方式の弱みとしてはDD方式よりも取引コストがかかるという点です。

NDD方式と明言しててもDD方式の会社がある

NDD方式と公式HPにいくら明言していたとしてもそれを鵜呑みにしてはいけません。NDD方式だと名言してはいるもののDD方式の呑み業者である可能性も十分にあります。

というのも海外FX業者ではカバー先の開示を義務付けていないため多くの海外FX業者はカバー先を開示していません。

したがって私たち利用者側からはカバー先がどこなのかということは完全にブラックボックスの状態です

NDD方式の強みとは

 

NDD方式には弱みよりも強みの方が多いでしょう。というのもNDD方式の強みとしては『取引に透明性がある』『NDDの2つの種類で使い分けることができる』ということが挙げられます。

まず取引に透明性があるというのはNDD方式はFX業者と利用者の利害が一致しているためFX業者からからの介入がありません。NDD方式を採用しているFX業者はDD方式を採用しているFX業者とは異なり
・ストップ狩り
・意図的なスリッページ
・約定拒否

などがあります。DD方式を採用しているFX業者を利用すると上記のようなFX業者の意図的な介入が入りますがNDD方式を採用しているFX業者であればこのような介入はありません。

したがってNDD方式ではDD方式では嫌われる
・自動売買取引
・スキャルピングトレード

をすることができます。自動売買システムやスキャルピングトレードのような頻繁な売買はDD方式のFX業者では嫌われます。したがってスキャルピングや自動売買取引などの取引はNDD方式で行う方がいいでしょう。

またNDD方式にはSTP方式とECN方式の2つがあります。ではDD方式とNDD方式を理解したところでNDDの中のSTP方式とECN方式を理解していきましょう。

NDD×STP方式とは

NDD方式には2つの種類があります。STP方式とはStraight Through Processingの略称でありFX業者が顧客の注文を一度決済してそのまま自動でカバー先に流します。

DD方式と異なるところは『ディーラーではなくサーバーが行なっているため取引は必ずカバー先に流される』ということです。ディーラーを介すると呑まれる可能性もありますがサーバーですのでそのような判断はできません。

利用者からの注文をFX業者が反対売買をすることによって約定させます。そしてFX業者はカバー先で決済して手数料で利益を稼ぎます。

ではSTP方式がわかったところで私たちにどのような影響があるのでしょうか。

それは私たちがFX業者で口座開設をする際にどれか1つ口座タイプを選択しなければいけません。

例えばXMでいえば『XMスタンダード口座』と『XMゼロ口座』の2つの口座タイプを提供しています。

他にもTitanFXの場合には『TitanFXスタンダード口座』と『TitanFXBLADE口座』の2つの口座タイプを提供しています。

これらはSTP方式を採用しているのかECN方式を採用している口座なのかでスプレッドやレバレッジ、ボーナスの有無などが異なります。

基本的に海外FX業者がメインで提供している口座はこのNDD方式かつSTP方式を採用しているところがほとんどです。

STP方式の口座
・XMスタンダード口座
・TitanFXスタンダード口座
・FXDDスタンダード口座

などなど

NDD×ECN方式とは

ECN方式は、「Electronic Communications Network」の略称です

直訳すると「電子通信ネットワーク」という意味になりますが、アメリカには金融商品を電子商取引できる私設取引システムがあり、その取引所のことを「ECN」と呼んでいます。

ECNという私設取引所に直結して為替を取引する発注方法のこと」をECN方式と呼んでいます。

ECN方式では、個人トレーダーだけでなく、ファンドやFXブローカー、証券会社、銀行、その他の「リクイディティ・プロバイダー」などの売買注文が絶えずマッチングされ、売買が成立していきます。

参加者の注文はそれぞれ板情報として追加されますので、どのレートでどれだけの注文が出ているかを参照することが出来ます。

そして、ECN方式のマッチングはオークション形式になっていますので、売買の注文が合致すれば、注文は即座にコンピューターによってマッチングされ約定されます。

トレーダーの売り注文に対応する反対注文(買い注文)があった場合は即座にマッチングされますが、逆にトレーダーの注文に対して反対注文の割合総数が少ない場合はマッチングできず、決済されない可能性もあります。

しかし、ECN方式は、大口のカバー取引先が多数参加しているために、膨大な売買注文をコンピューター処理により、速やかに約定させますので約定力は非常に高いです。

また、必ずしもスプレッドは最小とはいかずスリッページが発生することはあるものの、リクオートは発生しません。

そのため、安定して取引することができるのがECN方式のメリットです。

ECN方式を採用しているFXブローカーは取引量に応じて手数料を決めて徴収しますので、スプレッドに手数料の上乗せは有りませんので一般的にスプレッドは極狭いです。

NDD方式を採用している海外FX業者

XMTrading

XMホームページ

XMTradingはセーシェルの金融庁の管理下として営業する海外FX業者になります。最大888倍のレバレッジと追証なしのゼロカットシステムはもちろんのこと、豊富なボーナス制度を提供しています。

日本のマーケットで海外FX業者といえばXMTradingが出てくるほど日本人利用者も多く、運営歴10年目にして海外FXの王者として日本人に対してもサービスを提供しています。

XMTradingは2つの口座タイプを提供しており
XMスタンダード口座とXMゼロスプレッド口座を提供しています。

XMスタンダード口座はSTP方式でありXMゼロスプレッド口座はECN方式になります。最小0.0Pipsから取引することができるXMゼロ口座は非常に魅力的ではありますが、自動売買システムやXMのボーナスを享受することができないため

自動売買システムやボーナスを使って取引がしたいという人はXMスタンダード口座を利用するといいでしょう。

TitanFX

TitanFX

TitanFXは約定スピードとスプレッドの狭さが売りの海外FX業者になります。GEMFOREXと同じくニュージーランドのFSPライセンスを保有しており自動売買システムでの取引利用者よりも、ガチの裁量トレーダーたちが愛用している海外FX業者になります。

2013年から営業を開始しているTitanFXですが運営歴6年目にしてXMと並びに海外FX業者として日本のマーケットに名を馳せています。

そんなTitanFXは『TitanFXスタンダード口座』と『TitanFXブレード口座』の2つを提供しており、これらどちらもNDD方式を採用しています。

TitanFXスタンダード口座はSTP方式でありブレード口座はECN方式となっています。TitanFXはNYの多くのリクイディティプロバイダーもサーバーを置くエクイニクスサーバーを提供しているため低レイテンシーを実現しています。

NDD方式の王道とも言えるTitanFXは今後利用者もどんどん増えていくことになるでしょう。

Bigboss

Bigness

Bigbossは2013年に営業開始した海外FX業者になります。

完全NDD方式を提供していますが、XMやTitanFXなどの他の海外FX業者と比較してしまうと日本市場においてまだそこまで知名度はありませんが、レバレッジは最大555倍と追証なしのゼロカットシステムを提供しているためガチのトレーダーが利用しています。

TitanFXの下位互換版ともいえますが、BigbossはMAMも提供しているので自分で取引する時間がないという人でもBigbossで透明性のあるプロトレーダーたちのトレードをコピーすることができます。

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