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トルコリラ

FX取引をしている人には『為替差利益』を得る以外にもスワップポイントを利用して生計を立てている人もいるほどです。スワップポイントとは2国間の政策金利の差額分を毎日もらえるFX独自の仕組みとなっていますがスワップポイントを効率よくもらうためには『金利の高い通貨』と『金利の低い通貨』を売買する必要があります。

つまり金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を購入することでそれだけ金利差が大きくなるためスワップポイントも効率的に受け取ることができるということです。

ではFXでスワップポイントを狙う際に「高金利通貨は?」と尋ねると、一番初めに出て来るのがトルコリラです。

2019年の政策金利の推移をみても、他国と比べて断然に高いです。しかし、スワップポイントのデメリットとして為替差損失があります。

受け取れる金利よりも価格下落によるマイナスの方が大きければ利益になりませんので意味がありません。トルコリラは金利が高い反面で一方的に下落を続けている通貨としても有名です。

今後スワップポイント取引を考えている人にとってトルコリラの情勢というのは気になるところです。というのも

友人のFXトレーダーに「これからトルコリラを扱う予定だけど、どう思う」と相談すると、

間違いなく「破産するから、やめた方が良い!」と返ってきます。

トルコリラのスワップポイントは放置しておくだけで金利がたくさんつくというメリットがある反面その通貨の価格変動によって危険を伴う通貨である事は、間違いないです。

現在確かにトルコリラは下落していますがトルコリラはスワップポイントだけが高く、下落を続けるだけの通貨でしょうか?

トルコリラは、ポジションを持つと本当に危険な通貨なのでしょうか?

トルコリラを扱っているトレーダーは皆、破産をしているのでしょうか?

今後のトルコリラを大胆に予想し、「2020年トルコリラの見通しは、こうだ!」と記事にさせて頂きます。

情報を集めて短期的な見通しと、長期的な見通しを解説して行きます。

トルコリラに興味を持っている方は、是非とも読んでください。

トルコリラとは

スワップポイントの高さに釣られて、ついポジションを持ってしまい暴落に遭ってロスカットになる。

トルコリラのスワップポイントが高いからと言って「取引しないのはもったいない!」また、「トルコリラのスワップで、いつの間にかお金が増えている」みたいな安易な考えで取引に臨んでいては、気が付いた時には口座の残高は消えています。

金利は高いけれど、それ以上にトルコリラは変動が激しく一度の暴落が破産に繋がります。

そんな危険を孕んでいるトルコリラですが、何故、それ程危険な通貨「トルコリラ」なのか、過去データを参考にして書いて行きます。

現在201912月トルコ(トルコリラ)の政策金利は12.00%、米国は1.75%、NZ1.00%、豪は0.75%、欧州は0.00%、そして日本はなんとマイナス金利の-0.10%を数年間続けています。

また、金融引き締めの為に政策金利を高くせざるを得ない新興国通貨の中でも、年初の半分まで政策金利を下げたトルコリラの12%は、南アフリカランド6.50%、メキシコ7.50%と比べても、金利の高さは未だに群を抜いています。

その為、当然ながらトルコリラのスワップポイントも未だにそれなりに高いままです。

※後ほど、201912月のスワップポイントを紹介いたします。

 

日本やユーロの様に世界的な低金利の風潮が続き、スワップポイントが減少している通貨が多いなか、トルコリラだけはスワップポイントを高く維持している理由は、何処にあるのでしょうか?

政策金利を高くせざるを得ない理由は幾つかありますが、最大の理由はトルコのインフレ率の高さに原因が有ります。

トルコはインフレ率の変化で政策金利が変わり、トルコリラのスワップポイントも激しく変動します。

 

◆トルコのインフレ率の推移グラフ

トルコリラ

出典元:世界経済のネタ帳

◆トルコインフレ率の推移表

1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989
110.64% 36.36% 31.11% 31.34% 48.38% 44.51% 34.62% 38.85% 73.67% 63.27%
1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999
60.32% 65.97% 70.07% 66.10% 104.54% 89.57% 80.24% 85.65% 84.72% 64.87%
2000年 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
55.04 54.25% 45.13% 25.34% 8.60% 8.18% 9.60% 8.76% 10.44% 6.25%
2010年 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
8.57 6.47% 8.89% 7.49% 8.86% 7.67% 7.78% 11.14% 16.33% 15.68%

トルコリラを扱うには確りした戦略と売買タイミングを見極めることが大事なのです。 

トルコリラを扱ううえでの注意点

先ず、トルコリラが危険な通貨と言われる理由を書いておきます。

①トルコリラはヘッジファンドなどの大口投資家やFX業者にストップ狩りを狙われる危険性が高いです

トルコリラなどの新興国通貨は、ユーロドルやドル円と比べて取引量が少ない為、閑散期などに的を絞られストップ狩りを狙われる危険性が高いです。

201913日のフラッシュクラッシュなどの暴落の際に顕著に現れています。

②トルコの通貨トルコリラは地政学的にもあやふやで常に危険な状態にあります

トルコリラは中東に隣接するトルコ共和国の通貨ですので、シリア難民など近隣国諸国からの情勢に常に脅かされている通貨なのです。

地政学的には、地理的な環境がトルコリラに与える政治的、軍事的、経済的な影響が、通貨間の強弱としても現れてきます。

③トルコリラは20年以上下落を続けている

20051月にデノミネーションを実施し旧トルコリラ(TRL)から新トルコリラ(TRY)への通貨変更を行いました。

※下記画像はEUR/TRY(ユーロ/トルコリラ)の月足チャートです。

※トルコリラが下落を続ける事でEUR/TRYは上昇をして行きます。

④政策金利の変動に合わせてトルコリラのスワップポイントも変動が激しい

トルコリラは2019年の1年間でトルコの政策金利が24%12%へ下げている事に連動してスワップポイントも下がりました。

今年、アメリカは政策金利の利下げを3回実施しましたが、その下げ幅0.25%を3回下げと比べても、トルコの12%下げは桁外れに大きく簡単に下げ、トルコリラのスワップも大きく下げました。

また、インフレ率が上昇をするとなると政策金利も上がり、トルコリラのスワップポイントも上げることになるでしょう。

 

エルドアン大統領は長期的にトルコの経済を成長させる政策を積極的に行なっており、その一環として政策金利も下げ金融の流れをスムーズに進ませトルコリラの流通を後押しする方針にしました。

 

日本で個人が為替売買を出来る様になった1998年頃、日本はバブルが崩壊し、金余り、買い占め日本から、切り売り日本へと方向転換をせざるを得ず、しかし円高が進み成果が中々出ない大不況時代でした。

その頃、トルコもハイパーインフレーションとなり、一挙にトルコリラの貨幣価値が地に落ちました。

そして、2005年にはデノミネーションを行い、通貨名も複数回変わるなど、非常に不安定な通貨と言って良いと思います。

国の経済的な政策として、新興国では金融引き締めを行い、インフレを抑える効果としても政策金利は高く設定せざるを得ないのです。

そして、その経済政策の結果として貨幣価値の下落を招き、トルコリラのレートは下げ続けてきたのです。

 

トルコリラショックとは?

世界経済は多くの金融ショックを引き起こしてきました。
2008年:リーマンショック
2015年:スイスフランショック
2018年:トルコリラショック

トルコリラも現在のような高金利通貨になったのには理由があります。トルコリラショックという言葉を聞いたことがありますか2018810日にトルコリラショックは発生しました。

2018810日~13日にかけて、

USD/TRYは5.06366から7.13506と2,071pipsのトルコリラの下落

EUR/TRYは6.41649から8.08855と1,672pipsのトルコリラの下落

土日を挟んだたった4日間にかけて2000pipsもトルコリラは下落しました。

トルコリラショックが起こった原因としては

トルコがキリスト教福音派の米国人牧師を拘束したことを受け、トランプ大統領はトルコから輸入するアルミと鉄鋼の関税率をそれぞれ20%と50%に引き上げました。

これに対して、トルコのエルドアン政権も報復措置を取り乗用車やアルコール、たばこなど米国製品への関税を2倍に引き上げました。

アメリカのトランプ大統領は通商面などでの強硬姿勢を示し、2期目に向けて中間選挙で人気を確保したい狙いが有りました。

福音派牧師の解放は重要な票集めに対するプロパガンダの役目を大いにするとの目論見でした。

一方、強権体制をとってきたエルドアン大統領としても、国民にアメリカには屈しない強硬な姿勢を見せないとなりません。

結局、トルコリラショックのきっかけは、米国人牧師の解放を巡ってトルコと米国の関係が悪化し、トランプ政権がトルコへの制裁を発動したことが発端でしょう。

強権体制を敷くトルコのエルドアン大統領は、トルコ中銀の金融政策にも介入し、利上げによる通貨防衛が困難となってしまい、

その行為もトルコリラ売りにつながったのでしょう。

トレーダー達にとっての懸念材料は、アメリカとトルコの両国が妥協できるのか、妥協点が見えてこない事が大いに影響をしたのもトルコリラの見通しが立たず下落に向かったと考えられます。

そして、トルコリラの下落を警戒する投資家は増えている中、そのリスク回避姿勢は、その他新興国の通貨などへの売り圧力にも波及しました。

810日のトルコショックは、市場参加者が新興国への慎重姿勢を強め、南アフリカランドなども大いに売られチャートは下落しました。

 

XMTRADINGでトルコリラショック時に私のポジションは何処行ったのか?

私がXMTRADINGと付き合いを始めたのは、2011年に金融庁がレバレッジ規制を強化し、25倍までに制限をした事で海外FXブローカーに目を向けました。

海外FXブローカーはレバレッジ200倍・400倍などは当たり前で、888倍と当時最高レバレッジの「Trading Point」(現在のXMTRADING)に私は口座を作りました。 

そして、オーストラリアドル関連通貨(AUD/CHFEUR/AUDGBP/AUDAUD/JPY)を中心にトレードをして収益を上げさせて頂いてきました。

その後、TitanFXGemForexにトレードの重点を移しXMTRADINGからは資金を全額引き揚げていました。

しかし、たまたま20185月にXMTRADINGのトルコリラのスワップポイントを目にしました。

EUR/TRYショートポジションのスワップポイントが1万通貨で185円が目に入り、GemForexで南アフリカランド(EUR/ZARショート)のトレードを重点的にしていましたがEUR/ZARでさえ1万通貨ショートで141円でした。

私はXMTRADINGに新たに証拠金10万円預けボーナス2万円を加えた12万円をトレード資金としてユーロ/トルコリラ(EUR/TRY)のショートポジションをその時点で、史上最高値を付けた5235.778900.5Lot5万通貨)を持ちました。

当時、ユーロ/トルコリラ1万通貨の証拠金が1,239円でしたので5万通貨の所持で6,195円となり、証拠金維持率は1591%のポジション取りでした。

XMTRADINGのレバレッジは888倍です。

ここから、暫くユーロ/トルコリラは反転し下落するであろうと目論んでの、ポジションの取り方でした。

目論見通りにユーロ/トルコリラは下落が、始まりました。

スワップポイント1925円貰い土日を挟んで7日間ショートポジションを保持しました。

7日目の530日にレートが5.17647まで下落をしてきましたので、ここでポジションをクローズして利益確定しました。

トレード益は623,199+スワップ益6,475円になりました。

口座残高は728,904円まで増えました。

次にポジションを取るのは、ユーロ/トルコリラのレートが5.7789を超えたら、ショートポジションを所持する予約を入れて待ちました。

しかし、半月待っても5.7789を超えて来ませんでしたので、手動でユーロ/トルコリラ5.5200ショートポジション5万通貨を保有しました。

ユーロ/トルコリラが上がったらショートポジションを0.5Lot所持し下げたら決済をするトレード方法で4回程した結果、口座残高は1,375,850円になりました。

そして、5回目のユーロ/トルコリラのショートポジションを86日に6.2732で所持しました。

87日・8日とユーロ/トルコリラは多少下落しましたがまだ下がるだろうと考え、決済は見送りました。

89日になり、ユーロ/トルコリラは6.438まで上昇しナンピンを検討し、それも見送り810日を迎えました。

トランプ大統領がトルコに関税引き上げ(経済制裁)を表明のニュースが流れてきました。

私は朝から所用で出かけておりまして、関税引き上げのニュースは知らず、夕方には用事が済み、スマホでチャートのチェックをしました。

私の口座を見てビックリしました、1,375,850あった口座残高がマイナス267,124の表示がされていました。

ポジションは勿論ロスカットされ消えていました。

その後、XMTRADINGはゼロカットシステムを採用していますので、1時間程度で口座残高は0円に修正されました。

家に戻り、パソコンでMT4のチャートをジックリ見ますと、瞬間的に7.7829までユーロ/トルコリラは上昇し、1500pipsも上昇(トルコリラは下落)をすることは、私は想定をしていませんでした。

実は5回目のショートポジションを取る前に出金を考えていました。

私のトレード方法はスイングトレードに属しFXブローカー6社に常時ポジションを持ち、出金は各社とも50万円以上100万円以下で年に1回か2回行っていました。

今回は100万円をとうに過ぎていますので、セオリー通りにしてれば、出金後のトルコリラショックだったのですが、この週は所用が多く忙しかったのと想定よりも早く金額が増え、欲が重なり今回は150万円まで我慢!

そして、トルコリラの大暴落に巻き込まれてしまいました。

過去にもリーマンショックを始めスイスフランショックなどでもロスカットの経験は有りますが、トレード益が150万円目前でのロスカットは初めてでしたので、本当に悔やまれました。

気持ちを切り替えて(元金10万円で十分に遊べた!)翌週月曜日に直ぐにXMTRADING10万円を入金しました。

 

国内のFX業者でこの体験をした場合は、追証=借金がマイナス267,124発生した事になります。

始めは、トルコリラは稼ぎやすいと感じ、安易な戦法で臨んでしまい、結果はロスカットです。

ですので、急激な変動対策をせずに持つ通貨ではない=難しい、が、本当のところかと思います。

トルコリラの政策金利

下記画像グラフはトルコリラの政策金利の推移をユーロ・円・ドルと比較しています。

1~6月までの24%から、12月は12%ですので半分に落としている事になりますので過激ですよね。

そうは言っても日本の-0.1%の政策金利から見ると驚くほどの高さです。

ユーロ、円、ドルのグラフと比べて見ると分かり易いですが、日本などは10年間全くグラフのラインが動かずにいますが、トルコリラのラインは激しく変動しています、特に今年のトルコリラの政策金利24%は驚くほど高いです。

 

2019年トルコリラ政策金利推移

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
24.00 24.00 24.00 24.00 24.00 24.00 19.75 19.75 16.50 14.00 14.00 12.00

トルコリラ政策金利

引用元:外為どっとコム

 

2019年ユーロの政策金利推移

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00

欧州政策金利の推移

2019年日本の政策金利推移

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
-0.10 -0.10 -0.10 -0.10 -0.10 -0.10 -0.10 -0.10 -0.10 -0.10 -0.10 -0.10

日本政策金利の推移

2019年米国の政策金利推移

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2.50 2.50 2.50 2.50 2.50 2.50 2.25 2.25 2.00 1.75 1.75 1.75

米国政策金利の推移

トルコリラの見通し

トルコリラが一方的に下落しかしない通貨なのかを、XMTRADINGMT4チャートで2000年辺りから週足チャートで確認をして見ましょう。

下記チャートはユーロ/トルコリラの2001年から2004年の週足チャートですが、ユーロ/トルコリラ(EUR/TRY)は半年サイクルで下落トレンド(トルコリラの上昇)を形成し、そして、次の半年は上昇トレンド(トルコリラの下落)を繰り返して2004年を迎えています。

トルコリラの見通し

当時、トルコは長年超絶的な物価高に苦しむハイパーインフレーションの時代でした。

そして、

200511日、トルコは新トルコリラを発行し、事実上の100万分の1のデノミネーションを実施しました。

2000万トルコリラ紙幣(当時は約1,500円に相当)が20新トルコリラになったのです。

次のチャート画像はデノミネーションを実施した2005年~2006年のユーロ/トルコリラ(EUR/TRY)とドル/トルコリラ(USD/TRY)の週足チャートです。

トルコリラの見通し

XMTRADINGMT4のチャートを見る限りにおいて、20051月に実施したデノミネーションの結果、約1年半の間にユーロとドルに対して明らかにトルコリラは買われています。

トルコリラはデノミネーションを実施する程、貨幣価値が地に落ちたのにも関わらず、何故、買われたのでしょう?

 

1990年代~2000年初頭にアメリカのインターネット関連企業の実需投資や株式投資が膨らみ、ハイテク関連企業の株価は上昇し、いわゆるITバブルと言われていました。

その、ITバブルが2001年に弾け、2004年にはITバブル崩壊の痛手も回復が見えて景気回復の時に、アメリカは政策金利を1.0%から段階的に5.15%まで上げる金融引き締め路線に転換させました。

結果、余った資金は新興国通貨のトルコリラへの投資にまわり、トルコリラが買われたのがチャートからハッキリしています。

 

2020年のトルコリラの見通しを予見する意味においても、この事実は意味が有ると考えています。

また、昨年8月に発生したトルコリラショック時の最高値のユーロ/トルコリラ(EUR/TRY8.08444とドル/トルコリラ(USD/TRY7.108361年半たった現在も超えられていません。

トルコリラの見通し

むしろ、この1年半はレンジ相場と言えるチャートになりました。

今年、アメリカは政策金利を0.25%の利下げを3回行い2.5%から1.75%にする多少の金融緩和へと押し進めました。

それに反応すると思わるチャートの流れで、多少トルコリラが売られ気味のレンジと私は見ています。

それと、上記チャートに長い上ヒゲが数カ所現われています。

このヒゲはトルコの政策金利が下げられ、トルコリラのスワップポイントが減少したのが、トルコリラが売られ上ヒゲとなってチャートに現れたわけです。

やはり、トルコリラを買いたいトレーダーはスワップポイントの高さが魅力でトルコリラを買うのですから、当然の結果でしょうね。

ただ、201912月現在も他の通貨に比べて、トルコリラのスワップポイントが断然高いのは変わりませんので直ぐに買い戻されて、長いヒゲとしてチャートに変化を付けています。

そして、FRB2020年の政策金利は利上げも利下げもしない現状維持の方針を打ち出しています。

 

ただ、今後のトルコリラの見通しとして、やはり懸念事項があり、それは現在でもトルコとアメリカの関係は良好とは言えません。

2016年にトルコ上空を侵犯したロシア軍機を撃墜するなど長年に渡りロシアと敵対関係にあり両国は批難の応酬を繰り返して二国間関係は緊迫しましたが、2016年、エルドアン大統領がプーチン大統領に対して謝罪する形で終息が図られました。

その後の両国関係は緊密で、シリア内戦への対応についてイランを含めた3カ国で協議しているほか、ロシア製地対空ミサイルS-400の購入契約を結びました。

このミサイル購入問題でもクローズアップされましたがエルドアン大統領がロシア寄りの姿勢を見せてきました。

この辺りがアメリカを一番、憂慮し苛立たせている部分でも有ります。

またロシア国営原子力企業ロスアトムが201843日、トルコ南岸のアックユ原子力発電所を起工しました。

同年1119日には、ロシアから黒海を横断する新たな天然ガス・パイプライン「トルコストリーム」海底部分の完成式典がイスタンブールで開かれ、プーチン大統領がエルドアン大統領とともに出席して両国間の歩み寄り姿勢を世界にアッピールしました。

 

昨年のトルコリラショックも発端はアメリカとのイザコザからですから、もっと言いますと米国のトランプ大統領とトルコのエルドアン大統領、お互いの支持層に対するパフォーマンス的な要素から始まった不仲ですので、未だに良好な関係にはなっていません。

アメリカはトルコからの輸入品関税引き上げを行なっており、それに対してトルコ側もアメリカからの輸入品に対して大きく関税をかけています。

この関税問題が大きく進展を見られれば経済情勢は上向いてきますので、トルコリラも上昇をします。

 

そして、現在のエルドアン大統領は長期的にトルコの経済を成長させる政策を積極的に行なっており、その1つが政策金利を下げたということです。

世界経済の状況とトルコ経済の情勢変化で、トルコリラの見通しは大きく変わってきますのでファンダメンタルズ分析は常に注視をしていないとなりませんね。

 

それと、後一つ見通しとして気になる情報が有ります。

それは、第一次世界大戦で敗戦国となったトルコは、100年間地下資源の採掘をしないというローザンヌ条約には明文化されていない、密約がありました。

その期限が切れる2023年に向けて、石油の採掘調査が始まっているという情報も目にしだしてきました。

トルコの黒海油田には「100億バレル」が眠っているとされています。

この情報が本当ですと、現在の世界の原油埋蔵量のランキング17位のアンゴラで100億バレルですので、現在の産出量と合わせますと可なり上位に躍り出てきますね。

やはり、石油産出国の中東に隣接していますので石油は沢山実は眠っているのですね。

但し、大深度からの採掘となるため難しそうで採掘に掛かる対費用効化はどうなのか、疑問も残りますが、今後の調査次第ではかなりの期待が出来そうな気がします。

そして、地下資源の採掘が成功しますと、トルコの景気が上向き、一方的に下落し続ける通貨とは言われなくなるでしょう。

 

私が取引しているXMTRADINGでトルコリラのスワップポイントはどの位貰える?

20191223日調べ

トルコリラの金利
・EUR/TRY 1日のスワップ(1万通貨)
ロング -528円
ショート 201円・USD/TRY 1日のスワップ(1万通貨)
ロング -403円
ショート 110円

・EUR/USD 1日のスワップ 1万通貨
ロング -103円
ショート 37円

EUR/TRYショート1万通貨保有で1日の貰えるスワップの金額が、201円、USD/TRY110円、その金額は、魅力的ですよね。

確かに、EUR/TRYUSD/TRYの月足チャートをみますと、一方的に上昇している通貨ペアと見て取れます。

この記事を書いている1225日、クリスマス休暇で相場は休場ですが本日のレートユーロ/トルコリラは6.59603です。

現在のレート、ユーロ/トルコリラ6.59603のショートポジション5万通貨を

トルコリラショック発生時2018810日~20191225日の期間502日間1万通貨201円のスワップポイントを5万通貨ショートポジションで受け取った場合のスワップポイント益は504,510円になります。

この後、最高値を超える日までにスワップポイントでどれだけ稼げるかをシミュレーションしてみました。

通貨ペア ポジション 保有数 1日のスワップポイント
EUR/TRY 6.59603 ショートポジション5万通貨 201円×5万通貨
トルコリラショック最高値 発生日時 本日20191225日(期間) 合計スワップポイント
7.9223 2018810 502 504,510

ユーロ/トルコリラの史上最高値は2018813日休場あけ月曜日早朝でした。

ユーロ/トルコリラのレートは7.9223です。

現在のユーロ/トルコリラ6.59603のショートポジション5万通貨を史上最高値の日に所有していた場合はマイナス1,101,562になります。

ユーロ/トルコリラ6.59603のショートポジション5万通貨で受け取れるスワップポイントは11,005円になります。

それを502日間所有していた設定にしますと、504,510円のスワップ益になります。

トルコリラの金利

仮に現在のスワップポイント11,005円が続くとして、史上最高値7.9223を超えられない日がこの後、何日間続けばただスワップポイント1,005円受け取るだけの方が勝ちとなるかを出してみます。

1097日間超えられずにいればスワップポイントの勝利になります。

要するに3年間と2日の間史上最高値を今後超えられなければ、スワップポイントのみの手法は有効な取引方法となります。 

まとめ

トルコリラの今後を短期・長期的な見地から推測を建てて見通しを考察してきました。

内容としてはトルコとアメリカ、ロシア、近隣諸国との政治的、軍事的、経済的な要素でもトルコリラの変動は生まれるなども含めて書きました。

そして、勿論トルコ自体の経済的な発展がトルコリラ下落に対して1番有効な方法であることも、原油の採掘の情報を含めて推測してきました。

トルコリラのスワップポイントだけに注目をしていては、大けがでは済まずに致命傷にもなる!

しかし、最後にスワップポイントだけで勝てるのか?

シミュレーションをしたのは、机上の検証としては面白いかもしれません。

現実としては含み損が増えて行く恐怖に耐えられる、トレーダーが居ればの話ですけども。

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