
最大888倍のレバレッジを提供しており海外FX業者として人気を博しているXMTRADINDです。
ハイレバレッジで取引することが可能であり日本語サポートも充実しており海外FXで取引するにあたって知らない人はいないほど知名度がある一方で、スプレッドが広いのではないかという意見も多くあります。
スプレッドは取引コストでもあるため、スプレッドが広いというのは利益も出しづらくなってしまいます。
あまりにもスプレッドが広ければ利小損大にも繋がりかねません。
たとえ1pips異なるだけでも、1万通貨取引すれば1万pipsのスプレッドの違いとなります。
実際XMよりもスプレッドが狭い海外FX業者は多くあり、XM利用者の中にはこうしたスプレッドが広いことからから、XMから別の海外FX業者に移動している人も多くいます。
しかし、本当にXMのスプレッドは広すぎなのでしょうか?これからXMで取引することを考えている人や、今後他の海外FX業者の利用を考えている人に向けてXMのスプレッドを他社と比較してみました。
XMの口座のタイプごとのスプレッドやメリット、XMで取引する方がいいというおすすめできる人についても解説していきます。
そもそもXMってどんな会社?
XM(XMTrading)はセーシェルという地域にある海外のFX業者です。
2009年より開始して以来、日本を含む数十カ国でサービスを提供しています。
入れ替わりの激しい海外FX業界の中で長年リテール事業を行なっている会社になります。
現在は日本でもサービスを提供していますが、日本人に人気が高い業者でもあります。
日本の金融庁の登録はレバレッジなどその他サービスを提供できなくなってしまうためライセンスを日本には持っていませんが、セーシェルでは金融ライセンスを取得しているため、無登録業者ではありません。
以下で詳しく触れていきますが、XMはレバレッジやボーナス、フォロー体制など、様々な面で強みを持ちます。
XMの会社概要
設立年 | 2009年 |
ライセンス取得国や機関 | ・英国金融行動監視機構(FCA) ・キプロス証券取引委員会CySec ・セーシェル 金融庁(FSA)など |
本社所在地 | Richard & Verengaria Street, Araouzos Castle Court, 3rd Floor,3042 Limassol, Cyprus |
通貨ペア数 | 50以上 |
その他取り扱い金融商品 | コモディティ、株式指数、仮想通貨など |
日本語サイト・サポート | あり |
XMの特徴は888倍のレバレッジや豊富なボーナスなども挙げられますが、そのほかにも通貨ペア数が多く、為替以外の金融商品も取り扱っています(詳しくは後述)。
他にも日本語サイト・サポートに対応しているなど、日本人向けのトレード環境も整っているが魅力です。
スプレッドについては通貨ペアごとに大きな違いがあります。
詳しいスプレッドは後述しますが、取引したい通貨ペア次第では他社も検討の余地があります。
最大888倍のレバレッジで取引可能
XMが日本人に支持される理由の1つがレバレッジです。
海外のFX業者はレバレッジの高さが魅力ですが、XMなら最大888倍のレバレッジを利かせることができます。
その分値動きの影響も受けやすくなりますが、少額の資金で取引できる点は少額投資家からすれば非常に魅力的であるといえるでしょう。
国内のFX業者の場合、レバレッジは最大25倍(個人)です。
仮に10万円の資金があるとすれば、250万円分の取引が可能になります。
レバレッジが低い分、取引数量も少なくなりますので、取引数量を増やしたいなら多額の資金が必要です。
しかしXMであれば、10万円の資金で最大8,880万円の取引ができます。
レバレッジを最大まで高めるのは少々リスキーですが、少額から大きな利益を狙いたい方に最適です。
XMで開設する口座タイプによっては数百円から取引できるため、お小遣い程度で数十万円の資金を動かせます。
国内FX業者とは異なり、XMでは変動スプレッド制度を採用しているためスプレッドが広がる可能性はあるものの、逆にスプレッドを除けばメリットは大きいといえます。
なお、XMの場合はレバレッジを口座画面から変更可能です。
比較的自由に設定できますので、リスク・リターンのバランスを考えながら設定するとよいでしょう。
XMの各種ボーナスは非常に豪華
XMはボーナスが豊富なことでも知られています。日本人の少額投資から人気がある理由はこれら3つの豊富なボーナス制度になります。
国内のFX業者は景品表示法の規制を受けており、入金ボーナスやキャッシュバックなども小粒な内容に留まっています。
ほとんど旨味がありませんので、ボーナスで業者を選ぶ方は皆無といってもよいでしょう。
キャンペーンに積極的な業者もあるものの、海外FXに比べると物足りなさが目立ちます。
一方のXMですが、ボーナスプログラムが豊富です。以下のような場合、入金額などに応じてボーナスを受け取れます。
・初回入金100%ボーナス(上限あり)
・入金額に応じた入金時ボーナス
・取引量に応じたポイント(XMP)還元
基本的なボーナスは以上の4つですが、入金に関連したボーナスは非常に魅力的です。
初回入金時に100%貰えるほか、2回目以降も入金額の一定割合をボーナスとして受け取れます。
XMPと呼ばれるポイント制度もありますので、取引するほどお得になるのです。
ただしボーナスはそのまま出金できず、取引に利用することでしか利用することはできません。
他の海外業者も基本的に出金不可ですが、XMも同様の扱いのため注意しましょう。
後述するZERO口座は口座開設ボーナスのみ受け取れます。
他のボーナスは無いため、もしボーナス狙いならマイクロ・スタンダード口座のいずれかの開設をおすすめします。
XMはゼロカットシステムで追証なし
国内のFX業者はゼロカットシステムを採用していないので万が一証拠金が含み損を下回ると追証が生じてしまいます。
確かに国内FX業者でもロスカットは設けていますが2015年のスイスフランショックの時のように、一夜で数百万~数億の借金を抱えてしまう可能性も十二分にあります。
このような急激な為替変動はスプレッドも大幅に広がり、売買が成立しないようなケースも多くあります。
特に取引高の少ない早朝の時間帯や要人の発言などで急激な為替変動が起こる際にはロスカットとなりマイナス残高になってしまう可能性も十分にあります。
しかし、XMはゼロカットシステムを採用しているため追証になるリスクがありません。
ゼロカットシステムは海外FX業者のスタンダードとなっています。
ゼロカットシステムとは、仮に口座残高がマイナスになっても一定時間経てば0に戻されます。
追証にならないので追加入金もする必要がないので投資した額以上の資金を失うことがありません。
もし100万円入金した場合最大損失は100万円で済みます。逆にこれが国内業者だったら、100万円以上の損失を被ることなります。
日本語サポートの充実
XMは日本人スタッフが在中おり、直接日本語によるサポートを受けることが可能です。
取引の方法はもちろん、スプレッドについての質問など、ちょっとしたことも日本語で聞くことができます。
もしもの時でも安心してサポートを受けられるのがXMの魅力といえるでしょう。
取引可能な通貨ペアと金融商品が豊富
XMの取引可能な商品は業界最高峰の豊富さを誇ります。
50種類以上の通貨ペアと為替以外にもエネルギーやインデックスやエネルギーなどのCFDも多数揃えています。
スプレッドは各通貨ペアによって違いますし、中にはスプレッドが非常に広いペアもあります。
しかし、豊富な通貨ペアから取引できるためマイナー通貨を好む方におすすめです。
一方、XMの口座があればコモディティや仮想通貨、貴金属なども取引できます。
スプレッドは商品によって異なるものの、FXと同時にその他金融商品で取引を気軽に楽しめるのは魅力的です。
ただし、為替同様にスプレッドが広がる可能性があります。特に仮想通貨はボラティリティが高く、スプレッドも広がりやすいので気を付けましょう。
XMは口座が3タイプある
XMでは、主に3タイプの口座を提供しています。いずれもスプレッドや最小入金額など様々な違いがありますので、慎重に確認してから口座を選びましょう。
マイクロ口座 | スタンダード口座 | ZERO口座 | |
最小入金額 | 500円 | 500円 | 10,000円 |
取引コスト(手数料) | スプレッド | スプレッド | 1pips/通貨 |
レバレッジ(最大) | 888倍 | 888倍 | 500倍 |
平均スプレッド(メジャー通貨) | 1.9~5.4pips | 1.9~5.4pips | 0pips~ |
ボーナス種別 | 口座開設、入金 | 口座開設、入金 | 口座開設ボーナスのみ |
通貨ペア | 57 | 57 | 56 |
1lotあたりの通貨量 | 1,000 | 100,000 | 100,000 |
最小取引単位 | 0.01lot | 0.01lot | 0.01lot |
最大取引単位 | 100lot | 50lot | 50lot |
XMのマイクロ口座の特徴
マイクロ口座は10通貨から取引が可能な口座種別です。平均スプレッドは1.9pips~となっており、取引可能な通貨ペアも豊富にあります。最小限にまとまっており、XMで最もシンプルな口座タイプといえるでしょう。
他との大きな違いは1lotの通貨量です。スタンダード・ZERO口座は1lot10万通貨ですが、マイクロ口座は1,000通貨となっています。入金額も500円からでよいため、FX初心者でも使いやすいでしょう。
XMのスタンダード口座の特徴
スタンダード口座はXMの中で一番ベーシックな口座種別です。メジャー通貨の平均スプレッドはマイクロ口座と同じく1.9pips~となっています。スプレッドだけ見ると、マイクロ口座と違いがないように思えますが、他の部分は大きな違いがあります。
特に違うのが1lotの通貨量です。XMのスタンダード口座は、1lotの単位が10万通貨となっています。最小取引単位は1,000通貨のため、少量のみ取引したい方はマイクロ口座がよいでしょう。
XMのZERO口座の特徴
そして最後がZERO口座です。XMの中で最も変わっている口座タイプといえるかもしれません。
ZERO口座は平均スプレッドが実質0pips~という、非常に珍しい口座種別となっています。スプレッドが狭いFX業者は沢山ありますが、スプレッドが実質0pips~の業者はほとんどないでしょう。
ただし、スプレッドの代わりに取引手数料が発生します。手数料は比較的抑えられていますが、通貨ペアによってはスプレッドを支払ったほうがコストを抑えられます。また相場急変同時はスプレッドが生じることもあります。いずれにせよ、口座開設前にスプレッドと取引手数料を比較してみることをおすすめします。
なお、最小入金額は1万円で入金ボーナスはありません。レバレッジも最大500倍ですので、よりハイレバレッジを望む方はマイクロ・スタンダード口座を選びましょう。
口座タイプごとのメジャー通貨のスプレットを比較
XMはスプレッドが広いといわれていますが、実際は口座タイプごとに異なります。
どの口座が良いかは人によって変わりますが、スプレッドも違いますので、開設時は頭の片隅に入れておきましょう。
では実際のスプレッドですが、メジャーな通貨ペアの平均スプレッドは以下の通りです。
マイクロ口座スプレッド | スタンダード口座スプレッド | ZERO口座スプレッド | |
USD/JPY | 2.0pips | 2.0pips | 0.1pips |
EUR/JPY | 2.7pips | 2.7pips | 0.6pips |
GPD/JPY | 5.4pips | 5.4pips | 1.1pips |
AUD/JPY | 4.8pips | 4.8pips | 1.0pips |
EUR/USD | 1.9pips | 1.9pips | 0.1pips |
GPD/USD | 2.6pips | 2.6pips | 0.6pips |
AUD/USD | 2.5pips | 2.5pips | 0.4pips |
平均スプレッドは以上のような結果となりました。全体としてはスプレッドが狭いようにも見えます。
特にEURUSDやUSDJPYなどの取引高の多い通貨ペアは他の通貨ペアよりスプレッドが狭くなっています。
次に最小スプレッド一覧にしました。掲載した数値を見たとおり、ZERO口座についてはスプレッドが非常に狭くなっています。
マイクロ口座スプレッド | スタンダード口座スプレッド | ZERO口座スプレッド | |
USD/JPY | 1.0pips | 1.0pips | 0pips |
EUR/JPY | 1.0pips | 1.0pips | 0pips |
GPD/JPY | 1.8pips | 1.8pips | 0pips |
AUD/JPY | 2.3pips | 2.3pips | 0pips |
EUR/USD | 1.0pips | 1.0pips | 0pips |
GPD/USD | 1.0pips | 1.0pips | 0pips |
AUD/USD | 1.0pips | 1.0pips | 0pips |
スプレッドのみで口座を選ぶのは危険ですが、ZERO口座とそれ以外のスプレッド差は大きいといえます。
ただし、後述する通りマイクロ・スタンダード口座とZERO口座が仕組みが異なります。そのため、スプレッドのみで選ぶのは止めましょう。
マイクロ・スタンダードはスプレッドが同じ
上記を見ると、マイクロ・スタンダードの各口座はスプレッドに違いがないことが分かります。
最小スプレッドは1.0pips~2.3pipsで同じですし、平均スプレッドも最大5.4pipsと違いがありません。
したがって口座開設時はスプレッドを気にする必要がありません。
しかし、上記で触れたとおりスプレッド以外は様々な違いがあります
取引通貨量や最低入金額などが異なりますので、自分の希望に沿った口座を選びましょう。スプレッドのみで口座を選ぶと後悔する可能性があります。
ZERO口座は取引手数料がかかる
マイクロ・スタンダードの各講座はスプレッドが比較的広いことが分かります。
変動時は更にスプレッド広がる可能性もありますが、極端にスプレッドが広いともいえません。でも、ZERO口座のスプレッドを見て目を見張った方も多いのではないでしょうか?
XMが提供するZERO口座は、最小スプレッドが0pipsであり、平均スプレッドも0.1pips~1.1pipsと、日本国内のFX業者並の狭さを実現しています(ただしあちらは呑み取引で固定スプレッドす)。
こうやってスプレッドを比較してみると、マイクロ・スタンダードの口座を開設する意味が無いと考えてしまうかもしれません。
確かにZERO口座はスプレッドが狭く、ほとんど無視できるレベルのpipsに落ち着いています。
しかし、XMのZERO口座はスプレッドが非常に狭い反面、別途取引手数料が1pips程度生じるのです。そのため、上記通りのpipsで済むとは限りません。相場が荒れてスプレッドが急激に開くリスクもあります。
しかし、取引手数料を含めても、通貨ペアによってはコストが抑えられるでしょう。
最小取引単位やレバレッジを加味すると、取引手数料のメリットが帳消しになる場合もありますが、平常時は取引コストは抑制できると判断できます。いずれにしても、ZERO口座はスプレッドの代わりに取引手数料が生じることを覚えておきましょう。
変動するのはインターバンク市場へ直接注文を流すため
日本国内のFX業者はスプレッドが固定されています。
しかしこれには理由があり、いわゆる「呑み取引」を行っているからです。例えばドル円が0.3pipsと書いてあっても、実際は取引を呑むだけで、レートの急変動時にはスプレッドが開く可能性は残されています。
対するXMのスプレッドですが、他の海外FX業者は業者と同じく変動スプレッドが採用されています。
相場状況に応じてスプレッドが変わるため予測しづらい面もありますが、これは取引をインターバンク市場へ流していることが理由に挙げられます。
つまり流した注文が直接市場へと流れ、その場で売買が成立するのです。
XMはNDD方式(ノンディーリングデスク)を採用していますので、国内業者のように注文がプールすることはありません。
逆に国内業者は呑み取引ですので、スプレッドを固定しても利益が出やすいのです。
このような事情があり、XMのスプレッドはインターバンク市場の影響を受けるのですが、何らかの事情でスプレッドが急に広がる可能性もあります。
ただし、これは他の海外FX業者のスプレッドも同じですので、XMに限った話ではありません。詳しくは後述しますが、相場が荒れている時は、他の業者を使っている方もスプレッドの変動に注意が必要です。
他の通貨ペアも含めた平均スプレッド一覧
では、他の通貨ペアの平均スプレッドはどうでしょうか?以下にマイクロ・スタンダード口座の平均スプレッドをまとめてみました。
メジャー通貨ペアを除き全部で50種類ほどありますが、通貨ペアによるスプレッドの差は大きくなっています。
通貨ペア | 平均スプレッド |
AUDCAD | 3.0pips |
AUDCHF | 3.5pips |
AUDNZD | 4.5pips |
AUDUSD | 1.8pips |
CADCHF | 3.7pips |
CADJPY | 3.4pips |
CHFJPY | 3.4pips |
CHFSGD | 25.0pips |
EURAUD | 3.8pips |
EURCAD | 3.5pips |
EURCHF | 2.9pips |
通貨ペア | 平均スプレッド |
EURGPD | 2.0pips |
EURNZD | 6.7pips |
EURSGD | 16.3pips |
GPDAUD | 3.9pips |
GPDCAD | 5.2pips |
GPDCHF | 4.0pips |
GPDNZD | 8.0pips |
GPDSGD | 20.0pips |
NZDCAD | 4.5pips |
NZDCHF | 5.0pips |
通貨ペア | 平均スプレッド |
NZDJPY | 5.0pips |
NZDSGD | 20.0pips |
NZDUSD | 3.0pips |
SGDJPY | 20.0pips |
USDCAD | 2.1pips |
USDCHF | 2.4pips |
USDSGD | 20.0pips |
EURDKK | 23.0pips |
EURHKD | 33.0pips |
EURHUF | 30.0pips |
通貨ペア | 平均スプレッド |
EURNOK | 69.7pips |
EURPLN | 47.0pips |
EURRUB | 420.0pips |
EURSEK | 55.0pips |
EURTRY | 45.0pips |
EURZAR | 130.0pips |
GPDDKK | 49.0pips |
GPDNOK | 80.0pips |
GPDSEK | 90.0pips |
USDCNH | 3.0pips |
通貨ペア | 平均スプレッド |
USDDKK | 30.0pips |
USDHKD | 2.8pips |
USDHUF | 25.0pips |
USDMXN | 110.0pips |
USDNOK | 55.0pips |
USDPLN | 35.0pips |
USDRUB | 420.0pips |
USDSEK | 49.0pips |
USDTRY | 35.0pips |
USDZAR | 11.0pips |
以上を見ると、XMは通貨ペアによるスプレッドの差が大きいことが分かります。
例えばUSDRUBはスプレッドが420pipsですが、AUDUSDならスプレッドの平均が1.8pipsです。
約418pipsもスプレッドが違いますので、取引時は注意したほうがよいでしょう。
スプレッドが広い通貨ペアは取引量が少ないか、逆にレートが急変動しやすい傾向にあります。
万全を期すなら、極端にスプレッドが広い通貨ペアを避けるか、あ急変動が予想される際はポジションを手終いするのがよいでしょう。
他社とXMのスプレッドを比較
それでは、他のFX業者とスプレッドを比べた場合はどうなるでしょうか?
以下にXMと他社のスプレッドを比較してみました。なお、メジャー通貨ペアのスプレッドのみを掲載しています、
- | XM(マイクロ口座) | GEMFOREX(オールインワン口座) | LANDFX(Live口座) | FXDD(スタンダード口座) |
USD/JPY | 2.0pips | 1.2pips | 0.9pips | 3.5pips |
EUR/JPY | 2.7pips | 1.4pips | 1.5pips | 4.9pips |
GPD/JPY | 5.4pips | 1.9pips | 1.9pips | 7.3pips |
AUD/JPY | 4.8pips | 1.6pips | 2.0pips | 4.0pips |
EUR/USD | 1.9pips | 1.2pips | 0.7pips | 1.4pips |
GPD/USD | 2.6pips | 2.1pips | 1.5pips | 4.0pips |
AUD/USD | 2.5pips | 1.5pips | 1.3pips | 1.4pips |
上記のとおり、スプレッドは業者によって大きな違いがあります。
FXDDのスプレッドはXMより広いですが、他の2社のスプレッドに関しては狭くなっています。
スプレッドは他社のほうが有利
こう見ると、XMのスプレッドは広すぎと言ってよいかもしれません。
特にGEMFOREXやLANDFXは平均スプレッドが狭く、通貨ペアによってはXMの3分の1程度のpipsに留まっています。
コストが気になる方にとっては、無視できないレベルではないでしょうか。
仮にAUD/JPYを取引した場合、XMのスプレッドは1通貨あたり4.8pipsですが、他の業者より3pips程度スプレッドが広くなっています。
このため、1万通貨あたりの実質スプレッドが3万pipsも変わってくる可能性があるでしょう。
3分の1とまでは言わなくとも、スプレッドが半分になれば、実質取引コストも半分になります。
取引コストを抑えるためには、いかにしてスプレッドを抑えるか考える必要があります。
上記のスプレッドを見る限り、XM以外の業者に軍配が上がるでしょう。
相場が荒れた時のスプレッド分からない
しかし、相場が荒れた時にスプレッドはどうなるか分かりません。
例えば市場が開いている時間は国により違いますので、日本時間で早朝に相場が荒れ、スプレッドが大幅に開くような事態もあります。
特にNY市場が開いている早朝5時~6時頃は注意が必要です。
この時間は他国の経済指数や要人発言の影響で値動きしやすく、急速に円安(円高)へとレートが変動することもあります。
それに伴ってスプレッドが広がり、取引コストが増大する可能性も否定できません。最もスプレッドに注意が必要な時間帯です。
ただし、XMに限らず、他の業者でも同様にスプレッドが広がるでしょう。
中小業者だと注文がパンクし、約定拒否が起こるリスクもあります。
上記の平均スプレッドを見ると、XMが一番不利なpipsとなっていますが、相場が荒れた時のスプレッドは誤差の範囲となるかもしれません。何より入金ボーナスなど様々な強みがあるため、スプレッド以外を鑑みるとXMが最適な人は少なくないでしょう。
固定スプレッドも弊害がある
一方、国内のFX業者は原則固定スプレッドとなっています。
スプレッドが固定されており、変動することが無いため、一見すると取引しやすいように思えるかもしれません。確かにスプレッドが変わりませんので、コストの計算もしやすいでしょう。
固定スプレッドに魅力を感じ、国内業者をメインに使う方も少なくありません。
対するXMなどの海外FX業者は変動スプレッドのため、相場の状況によってスプレッドが広がったり、逆に狭まったりします。
そのため、コストの計算が難しく、余計なスプレッドを支払う羽目になる場合もあります。
しかし、固定スプレッドも欠点が存在します。
あくまで表面上はスプレッドが固定されているだけで、経済指標の発表時や災害時、有事の際などはスプレッドが広がる可能性があるのです。
スプレッドが固定とはいえど、インターバンク市場の影響は少なからず受けます。
こうした事情から、FX業者の対応によってスプレッドが変わる場合もありますし、スプレッドを変える基準も統一されていないのです。
固定スプレッドとはいわれていますが、実情は変動スプレッドと何ら違いがありません。
相場が荒れている時は、XMはもちろん、他の海外FX業者を使う場合と同じなのです。
XMなど海外FX業者は、スプレッドが変動する点が敬遠されています。
ただ、変動時に限ってみると固定・変動各スプレッドの違いを意識する必要がありません。
XMはどんな人におすすめ?
以上のように、XMはスプレッドが少し広いのがネックです。
しかし、スプレッド以外に多数の利点がありますので、以下に当てはまる方は利用を検討してみるとよいでしょう。
入金ボーナスを重視する人
上記のいずれかに当てはまるなら、XMで口座を開設してみることもいいかもしれません
豊富な通貨ペアで取引したい人に最適
XMは50種類以上の通貨ペアで取引できます。
スプレッドは通貨ペアごとに変わりますがマイナーな通貨の取り扱いも多く、他社には無い通貨ペアで取引できる場合もあります。
豊富な入金ボーナスを受けたい人にもおすすめ
XMほど入金ボーナスが充実した業者はめったにありません。
口座開設時はもちろん、入金時にも多額のボーナスを受け取ることが可能です。
ボーナスはそのまま取引に使えますので、実際の資金よりも多くのポジションを保有できます。最低入金額は500円~で済むため、特に小資金から始めたい方はメリットが大きいでしょう。
また、取引するごとにXMPが付与されます。XM独自のポイントプログラムですが、トレード資金や現金に換金できます。XMPの付与を考慮した場合、実質スプレッドは表記より狭まります。
まとめ
XMはスプレッドのみを見ると、他社より不利と言わざるを得ません。
他社のスプレッドも変動するとはいえ、比較的抑えられているからです。もしスプレッドを重視する方は、XM以外の業者を選んだほうがよいでしょう。ただし、相場が荒れている時は他社のスプレッドも広がるため、XMのみの欠点とは言い切れません。
一方で、XMはスプレッド以外に数々のメリットを持ちます。
例えばレバレッジが最大888倍だったり、マイクロ口座なら10通貨単位から取引できます。
ZERO口座ならスプレッドがほぼ0pipsで、取引手数料のみで済みます。スプレッドより取引コストが高くなる場合もありますが、マイナー通貨ペアで使うなど、活用方法次第ではお得に取引できるでしょう。